見出し画像

発達障害?

 今回は、発達障害に薬はいらないという本を読んだ。その他に精神科医が書いた書籍を数冊読んだことがあるがよく取り上げられる話題のひとつがのが発達障害に関してと思う。発達障害って本当は何なのだろうと思うことが時々ある、学習障害は自閉症スペクトラム障害、適応障害等とはまた異なる扱いがなされるものだ。私は発達障害でしょうか?と受診する人や、私は実は発達障害と診断されたんです、とカミングアウトする人、ある人を変わっている変な奴だといってあの人は発達障害じゃないのかと勝手にフレーミングする人、発達障害だから精神科で薬をもらってますという人もいる。発達障害と診断することで本当の意味で恩恵を受ける人はどの程度いるのだろうか?発達障害と自らカミングアウトする方は何を求めているのだろう。発達障害と個性の境界は?色々な意見があると思う。
 発達障害の話題以外でも重要となるが、何かの疾患名が診断され治療に望むとき、まず生活習慣を見直すこと、睡眠、食事、運動習慣を見直すことは非常に重要なことである。参考文献は本書に提示されていないことは残念だが、どなたにも生活習慣を見直すことの重要性が本書には記載してある。自律神経を整えることの重要性に関しても記載されている。予防医学後進国の日本では内科医を始め外来時間が確保できないためもあるだろうが、一部の分野では特に薬剤処方偏重なところもある印象がある。食事、運動、睡眠を改善することがまず薬を処方することよりも重要な役割を果たすことご多いのは身をもって体験されることである。放射線治療医としても引き続き患者さんたちのもうったえていきたいところだ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?