慣れない自分に慣れるまで
昨年まで、ガツガツ働き、いつも前のめりだった私。
そうではない生き方をこの1年間続けてみて、
最近、自分の変化に気づき驚愕している。
飲み会や食事会の段取りやお店の予約は率先して行い、
内容が決まればすぐ電話→予約→開催通を流す
を何も考えずにできていた。
そんな私が、今日友人との食事の約束に対して、
中目の人気店に予約をしてみることになり、
「じゃあ、明日電話してみるね。」なんて言っている間に、
バリキャリの彼女はすぐに電話をして予約してくれていた。
そこでようやく、
私の体内時計がスーパーノロくなっていることに気づいて、
ギョッとした。
去年の私が、苦手なタイプの人のスピードになってる。
去年の私が、「あ〜この人はビジネス社会では難しいかな」なんて、
ハンコを押してしまっていた感じ。
そんな時にふと感じる不安。
以前の私の目線がまだ残っていて、その目線が今の私をジャッジする。
「そんなにのんびりしてて大丈夫なの〜?」って。
一方で、不安に飲み込まれなくなっただけ、
少しは成長したのかなと思ってみたり。
自分を変えたい、価値観を変えたい、と思った時、
ふとした時に昔の自分がひょっこり顔を出す。
身体や思考に染み付いた自分の癖は、どうやら手強いらしい。
不安を煽ってくるのは、昔の自分のアラーム機能だったりするから、
ある意味では健全に機能している印かもしれない。
大切なのは、ひょっこり顔を出した時に、
なかったことにするのではなく、
おやおやまだそんなところにいたのかね。
と俯瞰してみてみる。そして再びなりたい自分を想像してみる。
その繰り返しで、慣れない自分に慣れていく。
私もまだまだ訓練中。
写真は、先日訪れた葉山のフィッシュ&チップスのお店。
メニューはいたってシンプル。
少し肩の力が抜けたような土地の空間とマッチしていた。