Myochin Nakamura

周防大島の中村明珍です。

Myochin Nakamura

周防大島の中村明珍です。

最近の記事

Dance in the island 6 「島の子育て」 インタビュー後記

今回のテーマは、目下僕が知りたいと思ったことから始まり、そこからインタビューが連なっていきました。 このたびお話いただいた3組となったのは偶然でもあり必然でもあったような気がしています。 【偶然の共通点】 ごく個人的な発見だったのですが、今回のインタビューの中で出てきた「オヤジの会」。うちの上の子が小学校入ると同時にこの存在を知り、僕も入ったのですが、すごく面白くて。 取材2組目の小林さんは、僕の住んでいる学区とは違うのですが、その地域に「ないから、立ち上げた」というエピソ

    • 表現の文脈と自由の話 〜ラジオ局で選曲がNGになった経緯から学ぶこと〜

      端折りながら言葉にしてみるので、もしかしたらわかりにくいかもしれません。 ここでは歌のある楽曲で、作曲者がわかっているものを「曲」として文章を進めていきます。 先日あるラジオ局での出演で、あるバンドの発売前の新作から新曲をかけようと準備して、事前に送信しました。 すると、その番組を担当する方から「放送するのは難しい」という内容の返事が返ってきました。確かに歌詞については、普通に言葉としてカジュアルに聞く言葉ではないかもしれない。でもそのあとに続くやり取りで「ギリギリのライ

      • 花屋で聞いた、喫茶店の葬儀のこと

        周防大島で作っているFM特番Dance in the island 、3年前につくったその1を久々に車で聴いた。 この回に登場している島の老舗喫茶店・「COFFEE コナ」の店主である智子(さとこ)さんが10月の頭に亡くなってしまったから。僕が島に来てから島で出会ったお母さん的存在だ。何度となく声をかけてくれて、何か発表すればその感想を伝えてくれる。最近放送した回のことはどう思ったか。この文章のことはどう思うか。そう自分が期待していることに気づいて、さみしくなった。人がいる

        • Dance in the island 周防大島に生きる5 ~放送後記~

          2021年9月25日、シリーズ5作目となる放送をお聴きくださった皆様、ありがとうございました。これからRadikoなどでお聴きになる方、またSNSや新聞記事を読んで関心をもってくれた皆様も、ありがとうございます。 シリーズ5作目・雑感 今回のテーマは「家業」。地元で育ち、親の仕事を受け継いだ3組。大工さん、花屋さん兼、花火師さん、庭師さん。 前回までもそうですが、とくに「同世代」の皆さんのお話から浮かび上がる「島で育つ」という光景は、僕がまったく想像することができなかっ

        Dance in the island 6 「島の子育て」 インタビュー後記