"性的マイノリティ"という言葉

性的マイノリティについて。
現在、ノンセクシャルと思われる自分。
noteを始めてから色んな性自認の形や、実生活での悩みを綴った記事を読ませて頂きました。

性自認の形についての話題に限らず、どうしてか人というものは"普通"という概念に取り憑かれてしまうようです。
近年言われている多様性。
これってなんなんでしょうか。

普通の枠組みを拡張しているように思います。
今までは普通の外に居たあなた、これからは普通の中で暮らしていいですよ、と。
でも、極端な話 幼児しか愛せない人は多様性の中には入れてもらえない。
結局は緩やかで角の無い多様性だけが認められる事に変わりはない。
多様性が連呼される時代に多様性に入れない人はどうしたらいいんだろう。
色々考えたんでしょうが、大きな枠に入れる人と入れない人って構造は変わらないなと。

また、多様性で認められたとしてもそれは"普通"ではない。
性的マイノリティって大丈夫なのか。
しっかりマイノリティって、あなたは少数派ですよって言ってる。
実際そうだから良いんだけど、結構強い言葉に感じることもあって。
少数派と分類されると、多数派の価値観を持つ相手に対して引け目を感じざるを得なくて。

場合によっては一生を共にする。
いや、"普通"、一生を共にする相手を決めることになる、人生への影響が大きな価値観。
この価値観において、あなたは少数派なんだよって指摘されるのはきつい。

あなたのことを理解してくれる人なんて、滅多に居ませんよ。
みんながあなたのことを少数派として丁重に除け者にしてくれますよ。
言い過ぎかな、言い過ぎであって欲しい。

今はそういう相手はいないけど、今後どうしようかと悩む。
はじめに言っておくべきか。
後から言い出すのか。

性的マイノリティ、ノンセクシャルという分類に文句ばかり言った。
でも、分類されて言葉が出来たことで数は少ないかもしれないけど同じように悩んで向き合う人がいるとわかった。
それは救いになるようで、まだよかった。

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