どうも今田です。

後世の人類に向けて2022年の大みそかの人間を代表して言葉を残すなら、いま、かなり暮れているということが言える。おそらくはあと3時間で暮れおわるだろう(そして完全に暮れおわり、むしろ明けきってからこれを書いていますが)。まずい。まだあれを書いてないよ。ことしをふりかえる記事を。「ことしをふりかえる」って行為、あれおもしろいんだよな~。それを記事にした場合、あとで自分で読み返して、それをつかんだり足場にしたりして、記憶のボルダリングが容易になったりもする。だから書いたほうがぜったいにいい。よし書こう!

というわけでアイドリングに少々文字数を要しましたが、ことしをふりかえりたいと思います。いまは使っていない今田個人のnoteアカウントでふりかえり記事を書いたのは2020年のこと。あのときは10大ニュースと称してランキングごとに独立した記事を書く熱の入れようでしたが、今回は時間もないので7大です。かつ、7つ一気にいきます!

今田の2022年7大ニュース

第7位「赤子をよく見た」

これは「たびたび見かけた」の意味ではなく、「じっくり見た」という意味の「よく」ですね。わたしに赤子はいないので、当然、他人の赤子をじっくり見たという宣言になります。怖いですね。

かねてより自分が赤子全般から「見られがち」であることはわかっていた。全体的に丸いのと、頭や目などひとつひとつのパーツが大きい。それらが赤子の興味を引きやすいのだと思う。2020年末には「赤子にすごく見られる」というタイトルで記事にもしましたが、その年にかぎらず、赤子にはかなり見られてきた人生だと自負します。で、そんなやられっぱなしの状況から反転攻勢に出たのがことし。おまえら(赤子)がそんなに見てくるんなら、こっちだって見てやる!

この狂気のふるまいは、具体的には、街で見かけた赤子を凝視し、その心情を勝手に読み取り、ツイッターで「#赤子がよかった」というハッシュタグをつけてつぶやく、という形で行われた。狂気にもいちおうのルールはあって、じっさいに見かけた赤子の様子のみを取り上げることにしている。たとえばこんなかんじ。言わずもがな後半は今田の「読み」という名のフィクションです。


第6位「東出をよく見た」

俳優・東出昌大の出演映画を観て、その感想めいたものを note に書くということもやりました。2022年の序盤のほうで何本か観ていたのを、記憶をたよりに書くというスタンス。そういえば俳優で映画を観るということを意外とやっていなかったな~と。新鮮でした。下記マガジンからどうぞ。


第5位「ダンス公演『6steps』を観た」  

これはほんとうに観てよかった。が、感想を言葉にしにくい。観ている最中しか存在しない、というのはあらゆる舞台芸術がそうなんですが、この作品はもう一歩踏み込んで、「作品」ってどこに存在してるなにを指すんだっけ〜?みたいなことまで考えてしまった。公演そのものがおもしろいのか、それを観ることをきっかけに自分の脳内をめぐりはじめたさまざまな思考がおもしろいのか、区別がつかなくなったというか。ほらね、言葉にできないんですよ。1時間の思考促進装置。稀有な鑑賞体験。


第4位「現代川柳を始めた!」

これは非常に大きい。大きすぎてまとめきれない。ので、作った現代川柳をがーっとかき集め、単独で記事にしてみました。


第3位「ラジオポトフを始めた!」

ポッドキャストですね。これまた非常に大きかった。高澤さんにはありがとうと言いたい。若干ですが、おしゃべりも上手くなったと思いますよ。もうすこし続けましょう。


第2位「アニメを観た!」

2020年に観た『少女革命ウテナ』(1997、劇場版は1999)に衝撃を受けてから、もっとアニメ表現を観たいな〜、周辺文化にも触れたいな〜、と思ってはいたものの、いよいよがっつり観始めた年になりました。サブスクを駆使して過去の作品を追うのもいいが、「いま」やっている作品をほぼリアタイで追うとどうなるんだろう?という興味をじっさい行動に移しもした。

で、まあ、年始から夏くらいにかけ、ほぼリアタイ(録画も駆使して)で追う態勢はできつつあったのだが、時を同じくして現代川柳もはじめてしまい単純に時間が無くバタバタになったので、冷静に落ちついて追えるようになったのは秋クールから。たんにだらだら観るだけだと忘れてしまうので(忘れていいんですけどね)、ツイッターで逐一感想をつぶやき、それを下書きとして改めてnoteにまとめるというスタイルを構築したところ、これがかなり性にあっていた。「観た」というかんじを味わえる。ただ、このやり方だと本数はたぶん10本前後が限界かな〜。あまり限界を攻めるのはよくないので、2023年1月からはもっと減らしましょう。結局増えるし。それを見越して。


第1位「ジョジョ!」

それまでもなんとなくてきとうな気持ちで4部くらいまでは原作を読んではいたが、先述の『少女革命ウテナ』を薦めてくれた有識者から7部『スティール・ボール・ラン』を勧められ、かつ、7部を読むなら6部『ストーンオーシャン』も読んでおくといいかもと勧められ、で、『ストーンオーシャン』を読んだらほんとうにすごかった。これ『少女革命ウテナ』級じゃんすげ〜となった。←ここまではたしか2021年の出来事。で、ここで第2位との関わりが生まれるのですが、6部のアニメも観るわけですね当然。やってましたからね地上波で。で、それを観るにあたってまた原作を読み返すわけです。でまた、やっぱりすげ〜となる。こうなるとジョジョの虜だ。湧きまくる興味をたずさえ、いよいよ7部を読んだらこれまたとんでもない傑作で。構造などの話をすっとばしてざっくり言うと、6部で語られたテーマをより太くしたのが7部、と理解しているが、もっと言えばそのテーマはこの作品にずっと共通しているのだろう。いや~、これはすさまじいコンテンツですよ。売れますよこのマンガ。人気出ますよ。

ジョジョについては、15年近く前によく聴いており影響受けまくっていたラジオ『スッごい!おとなの時間』で当時話されていた話題に追いついた!と思った瞬間があり、感慨深かった。バッファロー吾郎・竹若さんがその能力をケンドーコバヤシさんに説明する際に熱くなったあまり走行中のタクシーの運転席の後頭部をガンガンに殴っていたというスタンド、あれアナスイのダイバー・ダウンのことじゃん!と。いまや竹若さんの気持ちがわかりますよ。いいですよねジョジョって。いまは8部『ジョジョリオン』を読み始めたところなので、ついにリアルタイムの連載に追いつきますよ。

ジョジョの奇妙な冒険9部『ザ・ジョジョランズ』は2023年2月連載開始!


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