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Ⅵ DAY2/OIC Acceleration Program体験講座/【大熊若者サミット2022】@大熊インキュベーションセンター

2022/09/24
#大熊若者サミット

大熊walkers主催の大熊若者サミット2022が9月23日(金)~9月25日(日)に開催されました。
2日目の24日はビジネスゲートウェイ株式会社取締役の黒田敦史さんを講師にお招きして、参加者が4チームに分かれて「大熊町の課題を解決するための事業アイデア検討ワークショップ」を行いました。

大熊町では2022年11月より、若手起業家を育成する3か月間の少人数オンライン形式のプログラム「Okuma Incubation Academy」が開設されます。
今回はこのプログラムで学ぶ内容の一部を体験しました。

1.Acceleration Program体験講座 @大熊インキュベーションセンター

黒田さんから提示頂いた問いに答えるかたちで課題解決のための事業を考えました。

①大熊町が抱える課題とは何か
1日目のKUMA・PREで山崎大輔さんからお聞きしたお話や町内見学を通して感じた課題を列挙しました。
参加者からは、生活面について、人やお店が少なく、不便さを感じることや、休日に過ごせる場所や気軽に集える場が限られていることが挙げられました。また、情報発信では、町や若者が頑張っている様子が発信されにくい状況、風評被害があることが課題となりました。そして、新たな町の強みや特色を作り、来たい、住みたいと思う魅力を発信していく必要性があるとの意見もありました。

②自分たちが取り組むべき課題テーマは何か
次に、「やるべき領域」「やりたい領域」「勝てる領域」の3つの視点から取り組むテーマを考えました。

やるべき領域:大熊町だけでなくほかの自治体でも同じ課題を抱えている
やりたい領域:自分たちが何が何でも取り組みたい
勝てる領域:自分の強みが活かせる

例えば最近では事業でSDGsに関係する取り組みが多くなりました。SDGsは世界の課題をまとめたものなので、ここから「課題」はビジネスチャンスといえます。
このように、大熊町が抱える課題は大熊町がさらに魅力的な町になるためのきっかけになっていることを学びました。


次に、課題テーマに基づいて、顧客・課題・ソリューションを具体化しました。

①顧客
ターゲットとしたい顧客のペルソナ(対象となる人の人物像)を考えます。性別、職業、年齢、住居等の単純な属性だけでなく、家族構成、年収、ライフスタイル、性格、価値観、悩み、使用しているSNSまで想定します。

②課題
お金をかけてでも解決したい課題を見つけ、ターゲットが抱えている課題の本質に迫ります。ここではどのようなシーンの、どこで発生する、どのような課題かを明確にしていきます。

③ソリューション
顧客が抱えている課題に対して、自分たちの強みを生かして提供できる解決策を提案します。大熊町において既存の商品やほかの代替手段で既に解決されていないことを検討します。

2.振り返りセッション

振り返りセッションでは、チームごとに福島県で活動されている団体のフクシマ部の皆さんに向けて2日目に考案した事業をプレゼンをして、フィードバックを頂きました。
福島県内でスタディプログラムを実施しているからこそ、今実現できることとそうでないこと、ワクワクを作り出すためのアイデアの出し方について多くのアドバイスを頂きました。
私たちのチームでは原子力発電所内の見学や大熊町の海や山の自然体験など、近くで見て感じられるようにすることを課題に上げていました。でも実際にはすでにフクシマ部が主催の「GSC福島スタディプログラム」で原子力発電所内の見学を行っていたり、段階的ではあるものの、海や山にも行けるようになることをフクシマ部の皆さんから教わり、今抱えている課題は何かを再考する機会となりました。

この経験から、現場の正確な課題把握の難しさを学びました。自分の地元のことを全て知っているわけではないように、フィールドワークをしても暮らしてみても、全てのことに触れることはできません。そのため、課題の本質を見極められないことの原因を知識不足に求めても、課題解決のためのアクションを始めることは出来ないときづきました。だからこそ、学びながら動き始めてみる、小さなアクションから変えてみる挑戦をしたいと思います。

▼フクシマ部
フクシマ部はglobal Shapers Communityの融資メンバーによって運営されています。Global Shapers Communityは、世界経済フォーラム(ダボス会議)により組織された、多様なバックグラウンドを有する20-30代の次世代リーダーによるコミュニティです。
福島県に「いってみる」「つながり、かんがえる」「えがく」のステップで福島県を知り、楽しむ、福島を軸に人と人がつながるコミュニティーを目指して活動されています。

3.Okuma Incubation Academyについて

Okuma Incubation Academyは、福島県双葉郡大熊町のインキュベーション施設、大熊インキュベーションセンター(OIC)が開設した、若手の起業家育成プログラムです。
新たなチャレンジをしたい方をサポートしています。

【オンライン説明会】※説明会の参加費無料
10/3(月)19:00~20:00
10/15(土)19:00~20:00
10/25(火)19:00~20:00

▼お申込み・詳細はこちら

4.関連リンク

私がオンラインかばん持ちをさせていただいている山田崇さんが昨年大熊町に行かれた時の「山田崇オンラインラジオ」とその回のnoteを掲載します!こちらのnoteはマガジンも販売しているのでぜひご購読ください!

山田ラジオ#133 Youtube/note

▼山田崇ラジオ#134  Youtube/note

▼山田崇ラジオ#120~ マガジン


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