好きなブランドの背景

先日、kotohayokozawaのデザイナー琴葉さんのYouTubeについて力説したが、今回の記事もそこに引っ張られた形で始まる。

琴葉さんは普段、NIKEのAIRforce1の白しかスニーカーは履かない、らしい。それも、真っ白で綺麗なものと、ボロボロに掃きつぶしたものを使い分ける愛着具合だ。

足元はドクターマーチンをはじめとする、重い靴を合わせたい派の私にとって、AIRforce1の白がとてつもなく欲しくなってしまうのは、何もおかしい話ではない、当然のことだった。

さっそくNIKEのオンラインショップを探してみても、白だけない。全サイズ。

ABCマートの在庫も同じく。

こんなド定番の型がどこにもないなんてあるのだろうかと思い、バイト先のスニーカー好き男子に聞いてみた。

今、一時的に在庫がないだけでそのうち戻るだろうというのが彼の主張で、おまけになぜそんなに世界中でド定番になるほどその型が売れているのか、という小話を教えてくれた。

もともとバスケットシューズとして人気のあった靴を、90年代に超人気ラッパーが街履きしたのがきっかけで、ストリートに根差していったらしい。

1万円超えの、決して安くはない値段だからこそ、少しでも汚れたら履き替えることで、ラッパーたちは自分の経済状況、懐具合を誇示していたとのこと。

バスケ部時代、常にNIKEのバッシュを履いていた身としてはますます欲しくなってしまう情報、、、あぁ、欲しい。

そんな彼のうんちくが面白くて、私の大好きなドクターマーチンの誕生秘話も教えてもらった。

もともと、駅員さんが長時間履いても疲れない靴としてイギリスで誕生し、当時の人気パンクロッカーがライブで履いたことで人気に火がついたらしい。

そんな彼は、靴紐を平行に通していたらしく、マーチンを履いていてパンク好きと言っている人で、普通に靴紐を通していたらただのかぶれやで、とも。笑

最近は、名前や知名度だけ先走っていって、とりあえず履いておけばいいだろ、みたいなファッションアイコンとして取り扱われているのがなんとももどかしい。

確かに、3ホールをかっこよく着こなしている人を全く見ない。笑

だいたいスキニーパンツ。笑



スキニーパンツといえば、もともとスケーターが始めたスケーターのためのブランド"supreme"を、絶対スケボーならないだろみたいな人が、ロゴの入ったパーカーを細めのパンツとクラッチで合わせているのが気に入らないとも言っていた。

否めない。

自分もブランドについてめちゃくちゃ詳しい訳じゃないし、古着屋で新しく知ったブランドも多いし、ノーブランドのリサイクルショップの戦利品も着るし、なんなら大学1年生の前半は量産型古着女子だった(多分)私が偉そうに言えないけど、好きなブランドだったらバックホーンもしっかり知って、すこしそれになぞったコーディネートをみると、少しきゅんとしてしまうのは分かる。

ただ、ガッチガチに意識しすぎても自由度はないよなぁと。

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