見出し画像

別れる時に言われたくない言葉

恋人と別れる時に「ありがとう」と伝える人間の心境や意図が分からない。
私はフる・フラれるの立場関係なく、面と向かってだろうとメッセージを送る場合だろうと言いたくないし言わない方がいいと思ってる。別れ際に感謝の意を示すって、私は独り善がりで言う自信しかないし、「別れてくれてありがとう」って嫌味にしか受け取れない。

いつからだったか、何が有り難いんだって不思議に思ったんだよね。憤りともいうのかもしれない。感謝の言葉ってこういう時に言うもの?って悶々。
そして先日、人と話していて「色々とありがとう」が言われたくない言葉上位だと気付かされた。
具体的な内容がない、「色々と」を付けた感謝って
「コレといって強い印象に残るエピソードが思い浮かばないけど付き合ってたんだから礼くらいは言っておこう」
って思いがあるってことでしょ?言った本人が無自覚でも。言われた私は一重の目に磨きをかけておかめ納豆のおかめ顔になれる、というかなる。

「『別れ際に感謝を述べることができる自分、ドラマや映画のワンシーン・台詞みたいだ、綺麗に終わった』って思って酔っとるんか?どんな強い酒を一気飲みしたんじゃ?」
って言い兼ねない。けど多分言えない。勿体ない精神が強すぎて怒りをぶつける熱量を別れる相手に注げない。


おっといけない、悪いお口がいつも通り滑ってしまった。


別れ際に感謝を述べることについていろんな言葉で検索してみたけど、相手は好印象を持つことが多いと肯定的な意見だらけだった。まじか。親しき仲にも礼儀ありって言葉を考えればそりゃそうか。読んでくださっている方々は私のようにサヨナラだけがいいって意見の人間の方が少ないってことに安心してください。
それよりも大前提は別れることなく、末永く続くことなんですけどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?