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アトピー性皮膚炎を鍼灸治療で改善に導く!

いつもご覧いただきありがとうございます。

前回のアレルギー性鼻炎からの繋がりにもなりますが

今回のテーマは「アトピー性皮膚炎」を鍼灸治療で改善に導く!です。

タイトルは強気ですが実際は難渋ケースが多いです。

長期的に痒みに悩まれてる方が多く、鍼灸整骨院領域でも良く相談されます。

私自身も皮膚科に約3ヶ月に1回で通院しています。社会人になって皮膚の痒みが強く出るようになりました。

そんな身近にある「アトピー性皮膚炎」について簡単ではありますが纏めてみましたので是非、最後まで見ていただければと思います。

アトピー性皮膚炎とは?

肌バリア機能が低下している状態(体質的な要因)
アレルゲン/ホコリ/汗/細菌/カビ等(環境的要因)

大きく分けると2つの要因が関与します。

保湿力が低下すると角質の水分量が減るので保湿力を高める事と酸化ストレスを減らすことが最大フォーカスするPOINTになります。

湿疹が増悪と寛解を繰り返す為、治療に時間がかかります。

●治療方法
ステロイド外用薬
保湿     

罹患年齢平均割合

湿疹が出やすい部位
・幼児⇒頭/顔から
・小児期⇒肘/膝/手足/耳の付け根
・思春期&成人⇒顔~首/胸部~背部

繰り返し痒く事により皮膚がゴワゴワになり(苔癬化)

皮膚が硬くなり盛り上がり痒疹になります。

上記の苔癬化/痒疹の相談は鍼灸治療を通して相談されるケースは多いです。

皮膚水分量とは?

乾燥肌(ドライスキン)になるとバリア機能がダウンする為⇒痒みが助長される

痒み⇒掻きむしる⇒炎症&湿疹が悪化⇒痒みと負のサイクルに入ると症状が増悪します。

ステロイドも必要になりますが
自分でできる対処法を日々実践していき皮膚水分量を減らさないことが大事になります。

症状軽減する為に酸化ストレスを減らす

体内活性酵素⇒酸化⇒老化と言えます
錆びない身体作りを!

上記の記載してる内容が酸化ストレスが優位になる因子になります。

まずは、規則正しい生活・運動習慣/ストレスを溜めない事で酸化ストレスを優位にさせないのがPOINTになります。

鍼灸治療や徒手治療において、自律神経を整えて整腸作用を促し身体を転調させて行き、根本的な体質改善が期待できます。

鍼灸治療の目安期間と効果は?

文献のデータによると治療回数が増えれば痒みは軽減するとの報告がある。

アレルギー性鼻炎(花粉症)との違いは治療回数増加と痒みの軽減は相関します。

少ない回数よりも定期的な回数をコンスタントに重ねて行くことが重要になります。

しっかりとした治療計画を伝えて患者さんが納得して中~長期的にコンスタントに来院してもらえるように日々思案しています。

やはり患者さんは即時効果が欲しいと思いますのでここは信頼関係になりますね。

東洋医学では皮膚炎⇒血熱


脈⇒弦脈
舌⇒血瘀
肝/脾の調整

痒み止めの代表穴の
築賓 肩髃 を用いることが多いです。

この経絡穴にすると必ず改善!
とかではなく、、
あくまで配穴は目安であり、患者さんの状態で変化するものです。

患者さんの脈/舌/腹診(体表反応触診)/主訴所見⇒経過と総合的に判断する必要があると思います。


今回の記事は以上になります。
内容が参考になってもらえれば幸いです。
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