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すてきながま口と黄色い蝶々
※このお話は今のところフィクションです。
「自分が考えていること、つまり『思考』は、現実になる」
最近そんな本ばかり読んでいる。
いくら本を読んでも、私の銀行の口座残高は減っていくばかりだし、夢みたいな仕事のチャンスは訪れていないし、米津玄師とばったり出会って仲良くなったりもしていない。なんなら、この前後ろ姿を見かけてから、「米津くん」すら見かけていない。ワインレッドのベストを着た老紳士も、
すてきながま口とおじいさん
※このお話は今のところフィクションです
白に少しグレーの混じった豊かな髪で、ワインレッドのベストを着て、ゆったりとした足取りで歩いている。
私はすぐさま、祖父のことを思い出した。
祖父は、真っ白な豊かな髪で、よくワインレッドのベストを着ていた。
すてきながま口を、使う
※このお話は今のところフィクションです。
がま口を、お財布として初めて使ってみた。
駅の改札で、PASMOにお金をチャージするために、がま口を開く。
お札を仕舞うときに、丁寧に仕舞わないと、くしゃっとなってしまう。
なるほど、お金は、丁寧に扱ってあげた方が良さそうだ。
とても当たり前のことなのだけれども、今まであまり気にしていなかった。
がま口からお金を出し入れするときは、丁寧に丁寧に
すてきながま口との出会い
※このお話は今のところフィクションです。
財布を変えると、お金が入ってくるらしい。
そんな話を聞いて、ほんとかな？と思いながらも、でもなんとなくそうかも、と思って、お財布を買い替えてみることにした。
今までは、百貨店の一階に入っている、お財布フロアのような、とにかくたくさんの財布がある中から選んでいたけれども、今回は、最近のお気に入りの路面店に行ってみた。
レジの横の小さなガラスケースに、