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何も怖くないさ(ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア)

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:トーマス・ヤーン
出演:ティル・シュヴァイバー、ヤン・ヨーゼフ・リーファース
劇中歌:Knockin' on Heaven's Door

【おすすめ度】
★★★★★★★★★☆(9 / 10)

【あらすじ】
同じ病室に偶然居合わせたルディとマーチン。2人は余命宣告を受けた老い先短い者同士、意気投合する。マーチンは海を見たことがないルディのため、車を盗んで病院から抜け出してしまう。失うものがない2人は、海を目指しながら人生最期の旅を謳歌する。

【感想】
 もともと日本版の「ヘブンズ・ドア」を観ていたのですが、邦画っぽくない内容に何じゃこりゃ?と思って調べた所、原作がこの映画だということを知りました。
 死期が近い無敵の2人による90分のロードムービーですが、登場人物に根っからの悪人がおらず、コメディカルで優しい世界を2人は旅していきます。行き当たりばったりで犯罪を重ねていきますが、盗んだ車の持ち主に道を尋ねたり、強盗を白状しても警察官に信じてもらえなかったりと、テンポのいいギャグシーンがいちいち面白かったです。
 病気によって常識がぶっ壊れても良心は失わず、後悔しないよう最期まで楽しみきる。唯一無二の友情が尊い映画でした。

【シーン抜粋】
遂に2人が海に到達したシーンにて。マーチンがルディに対して言おうとしたことを、ルディがマーチンに対して言ったセリフ。

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