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大事なのは解釈でなく、命令に従うことなのだ(リベリオン)

「リベリオン」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:カート・ウィマー
出演:クリスチャン・ベイル

【おすすめ度】
★★★★★★★☆☆☆(7 / 10)

【あらすじ】
新たな戦争の勃発を阻止するため、感情抑制薬を服用することが義務付けらえた近未来。服薬の拒否や芸術的コンテンツの所有をした国民は感情違反者とみなされ、特殊捜査官クラリックに処刑される社会となっていた。優秀なクラリックとして国に仕えるプレストンはある日、同僚が感情違反者であることに気付き、やむを得ず処刑してしまう。このことをきっかけとして、感情抑制ありきの社会に疑問を感じ始めたプレストンは、感情抑制薬の服用を中断し・・・

【感想】
 芸術的コンテンツが禁止され、感情抑制が強制された近未来で、社会体制に疑問を感じた主人公が国家に反旗を翻す物語です。クーデターを起こして現体制のトップを倒すだけならよくあるSF映画となってしまいますが、本作において特筆すべきは劇中で登場するガン=カタです。
 ガン=カタは2丁拳銃を駆使した架空の近接格闘術で、相手の攻撃を避けながら常に攻撃を繰り出す戦闘スタイルです。このガン=カタを極めた主人公の戦闘シーンは、単なる銃撃戦とは一線を画すとてもスタイリッシュなものとなっているので、男なら一度は観るべきだと思います。
 ガン=カタによる殺陣が唯一無二の魅力を引き出している、後の作品に与えた影響が大きいであろうSF映画でした。

【セリフ抜粋】
「大事なのは解釈でなく、命令に従うことなのだ」
プレストンが現体制の副総裁と会話するシーンにて。ブラック企業で上司が部下を洗脳する際に使われるセリフ。


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