心中

家に着いてから家族にバレないように必死。
元気なフリして声出したりして。
そんな中彼は1人で私の家族と一緒にご飯食べてるし。
そんな彼がちょっとムカついた( ・᷄・᷅ )


麻酔が完全に切れたのかか分からないけど、手術終了5時間後くらいに子宮がズキンって一瞬重く痛くなって、それと同時に赤ちゃんがもうお腹にいない事を悟る。
当たり前だけど。
ずっと暖かいお腹の中で私と一緒にいたのに今はどこにいるのか怖がってないかな。
離れ離れになって寂しいよね。冷たいところにいませんように。勝手に生み出されて勝手に殺されて、怒っているよね。生きようとしていた命があったのに自らの選択で殺してしまった事実。
重い責任。
これは一生私が背負っていかなければならない事。
忘れてはならない事。
私はこの選択が間違いにならないように赤ちゃん丸の為にもこれからは2人分の責任を持って前を向いて生きていかなければならない。
赤ちゃん丸が教えてくれたことは本当に沢山あった。


赤ちゃん丸がいなくなった今、つわりはなくなって食べたいものが増えてきた。

でも赤ちゃん丸がいなくなったことを喜んでるように思えてしまって。
美味しいご飯を前のように純粋に美味しいって食べれる日がくるのか。美味しいって思っていいのか。本当に食べていいのか。そんな悩みが出来てしまった。
誰にも口には出来ていない。
私の気持ちの整理が付かなければ納得する答えは出ないと思うから。




中絶は本当に悲しくて辛くて沢山の傷を負います。
自費だからお金だって自分達で工面しなければなりません。
でもね、男の人よりも女の人よりも赤ちゃんが本当は本当に1番苦しいんです。それを分かってなきゃいけないと思う。
必死で生きようとしているのに、急に冷たいところに掻き出されて、殺されるのは、私じゃなくて赤ちゃんなんだから。

中絶を考えている方はほとんどが女の人です。
女の人は弱くて繊細で華奢な小さい体に体の傷、心の傷、社会的な傷など沢山沢山の傷を負います。
悔しさもあると思います。不甲斐なさややり切れなさで溢れていると思います。
経済力があったら…とか彼の反対を押し切れれば…とか理由は様々だと思うけど、その選択は間違っていません。
正しくは、間違っていなかったのだと思えるように生きていくんです。
私や、これを見てくれている中絶を決めたあなたを守るために中絶手術はある。
私だってあなただって守られるべき存在なんだから。

自分に言い聞かせるように書いてしまったのが少し後悔。こんなこと言えるような立場ではないと思うのに。自分自身まだ整理がついていないのにこんなこと書いてごめんなさい。
ただの記録兼、になってしまったけど、
自分のため、赤ちゃん丸のため、中絶を決めた今これを見てくれている人のために書きました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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