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当事者視点で考える有名人の精神疾患公表の不自然さ

※この記事はあくまでフェミイさんの体験や感じたことを書いていくのだ。ご自身や親しい人の精神状態については専門家に聞いてほしいのだ

こんにちは、フェミイさんなのだ。ある日こんなニュースが飛び込んできたのだ。フェミイさんは皇室ゴシップには普段興味がなかったのだが、宮内庁の会見で気になる表現があったのだ。




眞子さま、複雑性PTSDと診断される状態 医師の説明は
宮内庁は1日の記者会見で、眞子さまがひぼう中傷と感じられる出来事を長期にわたり反復的に体験された結果、「複雑性PTSD」(複雑性心的外傷後ストレス障害)と診断される状態になっていることを明らかにしました。
(中略)
眞子さまは結婚に関するご自身や小室さん、それに家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとが、長期的に反復され、逃れることができないという体験をされたということです。
このため、2018年から19年ごろから、誹謗中傷をただすことが難しいという無力感を感じる状態で、人間としての尊厳が踏みにじられていると感じ、また、結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが不可能となってしまう恐怖を感じられるようになったということです。
https://www3-nhk-or-jp.cdn.ampproject.org/v/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20211001/amp/k10013286321000.html?amp_js_v=a6&amp_gsa=1&usqp=mq331AQKKAFQArABIIACAw%3D%3D#aoh=16335091232758&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&ampshare=https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20211001%2Fk10013286321000.html

簡単に言えば「眞子氏の婚約者である小室家の人間に金銭トラブルの疑惑があると報じられ、婚姻に批判的な言論が見られるようになるとそれを誹謗中傷と感じ、精神を病んだ」ということなのだ。このタイミングでの発表はあたかも「眞子様がこうなったのは小室家を批判したマスコミと国民のせい」と言わんばかりの行為。宮内庁の思惑とは外れ更に炎上することになったのだ。

そもそも複雑性PTSDとは

PTSDとは生命や尊厳の危機を感じる強いトラウマ(心的外傷)を受け発症する心の病なのだ。かつては自然災害や犯罪被害など、突然の大きなトラウマを受け急激に発症する急性症状のPTSDのみがそれと認められていたのだが、近年虐待やいじめなど長期的なトラウマを受け発症するいわば慢性のPTSDが急性のそれとは症状が違うと言われ、新たに作られた診断名が複雑性PTSDなのだ。

小室疑惑への批判≒誹謗中傷?

ここで大きな批判が巻きおこった理由として「小室家への批判や疑問が『人間としての尊厳を損なう』と非難される筋合いのあることなのか」
「その場合批判したメディアや国民が眞子氏を複雑性PTSDにしたといいたいのか」ということなのだ。
言うまでもなく皇室の活動には国民の税金が使われているのだ。そして、多くの共和制国家があるなか、彼らはずっと存在意義を証明し続ける責務があるのだ。上皇や今上天皇はそれに尽力していたと思うのだ。天皇制廃止論者のフェミイさんも彼らの人間性は評価してるのだ。
天皇制を安泰にするには国民の信任が不可欠であるのに、皇室への不信感を募らせたのが小室騒動なのだ。
いつまでも疑惑について逃げ回り、多額の税金が不透明に使われることになったら国民の怒りを買うことは不可避なのだ。現に、一部ではあるけど今回のPTSD公表で皇室廃止論が出たりしてるのだ。
最終的に眞子氏は皇室から抜け婚姻するときに慣例で支給される一時金(いわゆるご祝儀なのだ)を辞退することで世論を沈めようとしたのだ。…それだけならよかったんだけどね。
国民は自分たちが納めた税の使い道について発言する権利は当然有してるし、不敬なんて時代じゃないから皇室や宮内庁への疑問を呈す権利もあるのだ。それを病を盾に脅すようなことをしたら当然反感を買うのだ。

病気は利益を生むものではない。多くの患者は苦しんでいる

少し前にテニスプレイヤーの大坂なおみ選手がうつ病を公表した時もそう言われたのだ。彼らは都合の悪いときだけ病気になると。
これを「精神疾患に対するありがちな偏見だ」と全て片付けるのは、精神疾患当事者のフェミイさんは疑問に思うのだ。

例えば、うつ病で休んでる人が比較的体調のいい日に気晴らしに散歩したり温泉に入ったり。こういうことに対し「仕事はできないくせに遊ぶのはできるのか」とかいうのは偏見だと思うのだ。
精神疾患には波があるし、比較的体調がいい日ならば軽めの娯楽や簡単な仕事はいいリハビリになるのだ。

だけど比較的体調がよくても、これまで通りの仕事や活動には制限がある精神疾患者であることには代わりはないはずなのだ。常に全力を出さないと通用しないオリンピックには参加できるのに記者会見からは逃げるのか。日本国を背負う国賓対応はできるのに婚約者の金銭トラブルは語れないのか。大坂氏や眞子氏はフルパワーの仕事を平気でこなしながら、自分に都合の悪いことからは病を理由に逃げてるようにしか思えないのだ。
精神疾患から社会復帰した人も、服薬指導が終わるまでは医師や会社と相談し仕事内容は絶対前回と同じにはしないのだ。なぜなら同じことをしたら普通はまた倒れてしまうから

しかし眞子氏の主治医は「婚姻できれば病気も落ち着く」「公務には問題ない」と語っているのだ。心理学をかじった人ならわかると思うのだが、ストレス要因は本人にとって嫌なことはもちろん、いいことでもがらりと環境が変わるものは大きな負担となるのは常識なのだ。眞子氏の主治医は「仕事はできる」「結婚というライフステージの変化も問題ない」「渡米という住環境の変化も問題ない」「でも小室疑惑は誹謗中傷と感じてトラウマをおこしてる」と主張したのだ。精神科医として疑問を持たなかったのだ?

病は人それぞれだけど

これまでこういう話をすると「いや、それでも病は人それぞれだし。本人に合う療養をしたほうがいい」という人もいるのだ。それは正しい意見だと思うのだ。
だけど、有名人による病名公表は患者像を一般人に植えつけるのだ。そして「結局やなことから逃げてるだけじゃん」と思われて苦しんでる人が偏見を受けるのは最悪なのだ。
フェミイさんは有名人の病名公表について求めることがあるのだ。
メディアの方に対しては一般人の患者さんや第三者の医師の意見をきいて病気解説をしてほしいのだ。
そして有名人の方。つらいのはわかりますが責任からは果たしてほしいのだ。逃げるなとは言わない、でも終わらせてほしいのだ。
記者会見が難しいなら弁護士を立てるとか、療養中なので治ってから話したいとかいろいろ方法はあるはずなのだ。病気を利用して責任を放棄することは一般の患者を苦しめるのだ。
私もうつ病と闘病中で、心理検査ではPTSD兆候が指摘されているのだ。あなたが国民のせいで傷ついたと申すなら、私もあなたのせいで傷ついたと強く批判したいのだ。

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