見出し画像

人生で2度目のナイジェリア①

さて、多くの日本人にはあまり馴染みがないであろう
ナイジェリアに行った時のことを書こうと思います


ナイジェリアって?

皆さん、ナイジェリアにどんなイメージを持っていますでしょうか?

サッカー好きな人は
「サッカー強いよね!オコチャ有名じゃん」とか
「アフリカの中で一二を争う経済大国だよね、石油いっぱい採れるんでしょ!?」
とか皆さん様々なイメージを持っているかと
(先日会社の仲間がナイジェリア話題で盛り上がってくれました笑)

六本木でナイジェリア人に会ったことある!という人もいるだろうし
あのボビーオロゴンもナイジェリアですよー

ナイジェリアはアフリカのここに位置しています

テレビ番組「クレイジージャーニー」
丸山ゴンザレスさんナイジェリアの水上スラムに行ったのを見た人は
危険なイメージも持っているかな

この水上スラムは、Victoria islandに向かうThird Mainland Bridgeから車で見えました

このBridgeを越えた先には
Victoria Isandという高級住宅エリアがあります

ナイジェリアはアフリカ随一の経済大国
なこともあり、桁違いのお金持ちがこのエリアに住んでいます

なかなか興味深い国です

ナイジェリアって危険なの?危険じゃないの?と聞かれたら

「危険なところは危険だけど
行く場所や一緒に行動をする人を正しく選択していれば危険な国ではないかな」
と私なら答えます

そもそも国中どこ行っても安全な国ってそんなにないんじゃないかな

そんなナイジェリアでは最近
レバノンや中国系企業の社員を狙った誘拐事件があったり、北部ではテロも多発しているようなので
まぁ注意は必要ですね

私はナイジェリアで何度か街中の人にChineseと言われて父親が笑っていましたが
中国人に見えるようなので注意しないといけない人です汗

自分について


私は父親がナイジェリア人なので
少しですがナイジェリアの文化に触れる機会をいただきました

しかし父親は私が物心ついた時からアメリカに住んでいたこともあるのか
ナイジェリアについては正直あまり聞いたことがなく

アメリカにいる父親を訪ねる度に
ナイジェリア人、ナイジェリアンEnglish、ナイジェリア料理、ナイジェリアの音楽やダンスに触れた程度

ナイジェリアに行ってみたいなーと思ったのは社会人になってから

それまで行かなかった理由は特にありません笑

初めて行ったのは2018年8月
社会人2年目の夏休みです

父親はロサンゼルスから飛行機に乗り、ナイジェリアの空港で合流しました

ナイジェリアへの行き方


ナイジェリアまでは早くても乗り継ぎ込みで25時間はかかります

25時間未満のフライトもあるけど
乗り継ぎ時間注意ですよ・・

経由空港にもよるけど、私は
ドーハ以外の空港で2時間もない乗り継ぎ時間は信用しません
荷物が置いてきぼりにされる恐怖があるので

昔フランス行き、中国乗り換えでDelayed luggage(荷物が遅れて数日後に届くこと)をくらってすごく悲しくなったので
ナイジェリアに行くのにそんなリスクは選択しません笑

あっちなみに、ナイジェリアへの観光旅行を勧めるかのように書くつもりは全くなくてですね

というのも
日本人がナイジェリアへ行くのはかなりハードルが高いみたいで

アフリカ旅行に強い旅行代理店を通したら行けそうなんですが
それ以外は現地に知人がいないと行けないみたいです

私が入国する際のVisa取得も大変でした

まず、駐日ナイジェリア大使館がVisa申請を受けつけるのは毎週月曜の午前中だけ

通常のVisiting Visaの申請でも面倒な書類たち泣

Visa取得に必要な書類

①Introduction letter(指定の形式で、いつ・何の目的でナイジェリアに入国をするのか自分で書く手紙と直筆サイン)
②Invitation letter(指定の形式で、ナイジェリアでの訪問先の人からの招待の手紙と直筆サイン)
③Flight scheduleのコピー
④Bank Statement(指定の金額以上の残高がある銀行口座の残高証明書を英文で)
⑤自分のパスポートのコピー(もちろん6ヶ月の残存有効期間があるもの)
⑥白背景での顔写真 2枚
⑦アプリケーションフォーム(WebsiteでVisa申請が完了したPDFデータ)
⑧Paymentフォーム(260ドルのVisaの支払いが完了したPDFデータ)

Visaが必要なのは知っていたけど、かなり焦りました

しかも必要書類の情報はウェブサイトとかに載っていないので
大使館に直接行って確認してから準備しないとです
※電話も残念ながら繋がらず

貧富の格差がとても激しい国に
「平均」
という概念はあまり意味をなさないと思うけど
入国Visaの金額はナイジェリアの平均月収(12,000円)の3〜4倍です

入国することの重みを感じますね

1回目のナイジェリアについて

1回目(初めて)のナイジェリアは8日間の滞在
ナイジェリアの首都ラゴスと父親の実家のあるベニンシティで過ごしました

おじいちゃんの家

生まれて初めて、私のおじいちゃんとおばあちゃんに会ったのは
かなり感動でした

私のナイジェリアの名前をつけてくれたおじいちゃん(当時89歳)
ナイジェリアの平均寿命が62歳くらいなのでナイジェリアでは相当長生きです

90歳の誕生日の時は地元のテレビ局で放映されたみたいで
今年94歳、元気です

ちなみに私のナイジェリアンネームは
”Ighiwiyisi”
意味は ”I will not be lost in a foreign land”
直訳すると「私は異国の地で迷子になることはありません」

そのまんまでしょ!?笑笑
私が日本という異国の地に住んでいるからね

おじいちゃんに聞いたら
「Home (ナイジェリア)に帰ってくるべき子供」という意味合いでつけたとか

名前におじいちゃんの思いが込められていました

そして、私が七五三の3歳の時に、ナイジェリアで仕立てたドレスを日本へ送ってくれたおばあちゃん(当時77歳かな?)にも会いまして

ナイジェリアから送ってもらったドレス

おばあちゃんは私を見た時に涙を流してくれました

自分と血が繋がった家族に会えることがこんなにも幸せなことかと

この初めてのナイジェリアは家族団欒の時を過ごし、これはこれで最高だったのですが

なぜか父親がナイジェリアは危ないからと言ってあまり外出できなかったのが気になっていました

ナイジェリアの血が混じっているといえど、明らかに現地の子じゃない雰囲気の私を気遣っていたのかなんだか知りませんが
リアルなナイジェリアを見ていない気がして

2回目のナイジェリアは、よりリアルなナイジェリアの姿を見ましたので

次の続編で詳細をお話したいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?