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250日チャレンジ! トラットリアレコード全部聞くぞ #7 - Jazz Jersey ‎– V.A.

こんにちは。れいちぇるです。本日もおうち時間を工夫で楽しくに参加させていただいています。目標を決めて毎日やることで、毎日が楽しくなっております。そして、なんと、無事チャレンジ開始7日目を迎えました。

今回のアルバムは個人的に楽しみにしていたもので、トラットリアレーベルと関連のアーティストたちがジャズ(風)に挑戦しています。このアルバムについてはたまたま、事前に知っていて、その時からトラットリア アーティストがジャズ(風)を演奏するとどうなるんだろうと気になっていました。このアルバムないのINTO SOMETHINはコーネリアスになる前の小山田圭吾制作だそうで、本人が出演したUNOのコマーシャルでも使用されています。


ファンベースで言うとトラットリア 系のアーティストのファンとジャズのファンはすごく似ていると思います。何が似ているかというと、まずアーティストベースで言うと、アーティストたちは日本以外(場合によっては日本のものもありますが、、、。)で発展した本家(と言われている)音楽があって、そこに日本人としてどういうサウンドを出すか挑戦してます。そしてファンたちはアーティストの挑戦に感銘を受けながら、聞きます。そうやってファン同士で交流したり、個人で調べたり、時には演奏活動を行い、そのジャンルに対するファン個人個人の正義や信条ができます。それは時には白熱した議論にさえもなり得ることでしょう。

このアルバムもジャズリスナーからすればこんなのジャズじゃないと言う代物かもしれないし、トラットリア リスナー側からすれば、ジャズを模した渋谷系音楽だからほっといてよとなるかもしれない。いずれにしても両者のジャンルにかける愛情とそのポテンシャルは凄まじいことは伺えます。

ところで、アメリカでジャズボーカルのレッスンを受けると、ジャズとはリズムの音楽だと毎回レッスンの度に言われます。アメリカのプロは国籍問わず、皆、アメリカ的なジャズリズム感が抜群にいいです。そのためジャズを学ぶ生徒レベルでは、アメリカ人であってもスイングリズムの体得の訓練を行っていて、その上で特に私のようなノンネイティブのボーカリストはアメリカ流の発音とビートへのフィットへの挑戦を日夜続けることになります。これは一生涯続くでしょう。

一方で最近台頭してきていて、これもジャズの一部だと言われている中東のジャズは中東流のリズムベースで進んでいます。ジャズプレイヤーの中にもジャズはアメリカのリズムで演奏されるべきだと言う人もいれば、全てをひっくるめてジャズじゃないかと言う人もいます。その様子は昔日本の特に歌物のジャズがちょっと違うがそれはそれで面白いと言われたのをひっくるめて、それをジャズというかという論争に似ていると思っています。

このアルバムもそう言ったこれはジャズか否かの論争の対象になりそうなものですが、参加している小山田圭吾氏はジャズと違うものだと確信犯的にこのアルバムに取り組んでいるのではないかと思っています。


The Thrill Is Gone / Shuntaro Okino from Venus Peter
Soul Kitchen / Mick Talbot And Steve White
Unsquare Dance / Salon Music
Skyacrapers / The Tomorrow People
Satin Doll / Hirotaka Shimizu from Bridge
Telefone / Yoshié
Watermelon Man / Marden Hill
Into Somethin’ ~More Mission~ Into Somethin’ / Mo’ Music

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