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人生の質を決定づけるもの

「スピリチュアル」を本気で説明してみるシリーズ第三弾。「あなたはあなたのままでいいんだよ」といってくれる人と出会えるかどうかで、その人の人生は大きく変わる、という話です。

「あなたはあなたのままでいいんだよ」

本当は人生の早い段階で親や家族にそう言ってもらえたり、そういう接し方をされるのが一番です。

でも残念ながらそういうケースはそんなに多くない、というのが占い師としていろんな人の悩みを聞いてきた私の実感です。

私自身も両親にはそんな風に言ってもらえませんでした。もちろん、親は親なりに、一生懸命「子どものため」を思ってくれていたのは間違いないと思っています。

そう。親自身は「一生懸命(何かを)しなければならない」と信じて、私にもそれを伝えようとしてくれていたんですよね。それは彼ら自身がそう教わってそのように生きてきたからでしょう。

「ぼくの好きな先生」

「18歳になる私の子供は内向的でハキハキしません。ギターのプロになるのだと申します。どうしたら良いのでしょう」

これはRCサクセションなどで活躍したミュージシャン、忌野清志郎の母親が朝日新聞に投稿した文章だそうです。

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記事にもあるように、清志郎の場合はRCサクセションのファーストアルバムにある「ぼくの好きな先生」のモデルとなった高校の先生が、「そのままの自分」を後押ししてくれました。

「幸せになっていい人」と「どうでもいい人」

「一生懸命(何かを)しなければならない」。そのことによって自分の価値を高めることが良い人生を生きることだと信じている人は私の両親だけでなく、世の中にとても多いです。

そのこと自体が「間違っている」わけではありません。

でも、世の中には「幸せになってもいい人」と「どうでもいい人」がいて、「幸せになってもいい人」の枠に入るために、多大な努力が必要という考えは間違っています。

「間違っているわけではない」というのは、一生懸命、心を込めて行ったことは、いずれ良い結果を伴って自分に返ってくるからです。しかし、それは「すぐ」だったり「目に見える形」だったりするわけではありません。

目に見える結果のために、好きでもないことに「一生懸命」とか「努力」を求められることは、基本的に辛いことです。

ましてや「すぐに見える結果」が得られないと、自分がやった「努力」さえ否定しなければならないようだと、「やる気」そのものがなくなりますよね。これは自然な人間の感情です。

「幸せになっていい人枠」に入るために、とにかく闇雲に「一生懸命やれ」「努力しろ」と言われがちな日本の教育や社会ですが、私は基本的に「一生懸命」とか「努力」というエネルギーは、「自分のやりたいこと」「楽しめること」に費やしたらいいと思うのです。

誰でもそのままで幸せになれる

私は離婚するかどうかでもがいていた時期に「あなたはあなたのままでいいんだよ」「あなたにはそのままで幸せになる価値があるんだよ」と言ってくれる人に出会えました。

それまで、自分は周囲の人に迷惑をかけるだけの存在だと思っていた私に、こう言ってくれたのは、仕事先の先輩で、やはり離婚経験された女性でした。

当時は、離婚やシングルマザーという選択が必ずしもネガティブなものではないという考え方が、少しずつ一般的になってきた時代でしたが、世の中で信じられている「普通の幸せ」から外れたという印象はどうしても拭えませんでした。

しかし、それを積極的に受け入れたことで、私の人生は「そういうあなたが好き」と言ってくれる人と出会える旅に変わりました。

人が生きる上で、自己肯定感はとても大事だと信じられています。それがあるかないかで人生の質が大きく変わるからでしょう。

けれども、世の中にはそれを奪う仕掛けがたくさんあることも事実です。

そして、奪われた自己肯定感を自分で取り戻すのは意外に難しいものです。だから、「あなたはあなたのままでいい」と、他の人から言ってもらう必要があると思います。

すべての人がそう言ってくれる人と出会えることを願っています。

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