aiko 聞かずに恋愛を語るんじゃねえ
たまたまYouTubeのおすすめか急上昇の動画で、カップルYOUTUBERが恋愛について語るというものがあった。
普段なら見ないが、暇やったから見てみることにした。内容は当たり前のことをまことしやかに語ってるものなのだが、唐突にこんなことを思った。
こいつらaiko聴いたことあんのか?
aikoとは日本を代表する女性シンガーで、わざわざ語る必要もないくらい多くの支持を受けている。無論俺もその一人だ。aikoをちゃんと聴き始めたのは17歳の夏くらいだっただろうか。初めて「花火」を聴いたときの胸を締め付ける感じは忘れられない。
aikoの名曲を語り始めたらキリはないが、特に大好きな曲がある。
ロージー
aikoは恋愛が終わった後の切ない気持ちを歌った曲が多い。その中で珍しく幸せな思いを言葉にしている。
「運命には逆らえないね きっとどう転んだって きっとどうあがいたって あなたと私は恋人なのよ その八重歯も その親指も 全部二人のものだってこと」
運命の結びつきを、逆説的に描くこのセンス。aikoの詞はポジティブとネガティブのバランスが絶妙なのだ。
「数えれば きりがない あなたに聞いてほしいことが 怖いほどたくさん」
この怖いほどというのがポイント。恋愛の中にある不安を怖いほどという一言の形容でうまく加えている。
「萎えた傷を癒すのは あなた以外に考えられないね あなた以外にいないわ」
この歌詞大好き。二回言葉にすることで不安を自分で打ち消しているようなこの感じ、たまらない。この歌をカラオケで歌いあげられたら、惚れてしまうこと間違いなしである。
aikoは、たとえ結ばれなくても運命の人は一人じゃなくたくさんいると言う。なんと人々を救う考え方だろうか。
他にも山ほど書きたいことはあるが、結局、aikoを聴くために恋愛するんちゃうかってぐらい、曲が気持ちを先取っている。だからあえて言う。aiko聞かずに恋愛を語るんじゃねえ。
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