可愛いうさぎさん問題と、その原因3選

このnoteは、うさぎさんとうさぎさんを愛するもの全てをこよなく愛する人見知りの筋肉信奉者(うさ飼い)が、うさぎさんにとって幸せな世界を実現するために奔走する記録です。

ここでは、わたしの感じている「うさぎ飼育の問題」をみなさまに共有させていただきます。

次の記事で、その問題に対してわたしがどのように対処していこうと考えているかを共有する予定です。


前回の記事で、わたしのテーマを共有させていただきました。
今回は、その最後で少し触れていた「うさぎさん界隈での問題」とわたしが思っていることを共有するとともに、それらの問題の原因を示していこうと思います。


1.問題:うさぎの飼育放棄・遺棄

この記事を書いているのは2023年です。
十二支で言うところの「卯(うさぎ)年」です。
12年に一度のこの年は、実はうさぎ愛好家にとっては憂鬱な傾向のある年だったのです。

それは「うさぎの遺棄」問題が多発する可能性が高いためです。

誤解のないようにあらかじめ謝罪しておくと、この問題について、統計的なデータに基づいたものではありません。

ではどうしてこう言えるのかというと、人間は流行り物に飛びつく愚かな生き物だからです。

つまり、「卯年だからうさぎを飼おう(買おう)」という発想の方が一定数いるのです。

前提として、わたしは「うさ飼い」さんになることを大歓迎している人間です。
より多くの方がうさぎさんの魅力に気づいて、より多くの方とうさぎさんが幸せになることが何よりもわたしの幸せと感じています。

しかし、「うさ飼い」さんになるためにはこのあと【原因】のパートで申し上げるとおり、相当な覚悟とコストが必要なのです。

※ここで詳細は書きませんが、ペット弁護士の細川先生がこのことについてコラムを執筆されておりますのでご一読ください。
うさぎを捨てないで!」(細川敦史,sippo,2015/06/18(最終更新:2018/03/31))

2.うさぎ遺棄の原因3選

さて、「うさぎさんの飼育放棄・遺棄」がわたしの考える問題ということはお分かりいただけたでしょうか。

問題だけを愚痴っていても仕方ありませんので、じゃあどうしてその問題が生まれてしまっているのかというところについて、わたしなりに考えた原因を3つ紹介いたします。

2−1 原因①:医療体制等セーフティネットの不足

一番最初に書いた原因がなにやら難しそうなことでごめんなさい。
でも、これがうさぎさんとうさ飼いさんの負担を大きくしている最大の原因だと思うのです。

みなさまは具合が悪い時、どうしますか?
「ちょっと様子をみる」「すぐ病院に行く」「栄養ドリンクを飲んで寝る」
いろんな対処法があると思います。

うさぎさんは違います。
「1秒でも早く病院に行く」
これしかないです。

理由はネットの至る所で獣医の先生や熱心なうさ飼いさんが説明されておりますのでここでは詳細は省略させていただきますが、単純に大人になったうさぎさんは大体人間の6倍の速さでうさ生を過ごしています。
「1日様子を見て…」
なんて人間基準で測ってはいけません。人間の1日はうさぎさんにとって6日(人間換算)なのです。

加えてうさぎさん(イエウサギ)はストレスに非常に弱いです。
そのため、すぐに病気になります。

こんな健康面で気の休まらないうさぎさんですが、実はうさぎさんを診てくださる病院が非常に少ないのが現状です。

Google Mapやなんなら病院のサイトは信頼できません。

わたし自身、引っ越した先で真っ先に確認したのが、郵便局でも歯科医院でもなくうさぎさんを診ることのできる病院でした。

インターネット上の情報で「診療科目:うさぎ」の信ぴょう性は30%くらいだと思ってください。

電話して「うさぎの定期検診に連れていきたいんだけど大丈夫ですか?」と確認する必要があります。
わたし自身、ネット情報ではうさぎを診れることになっていた病院に電話した結果、ほとんどの病院から「うさぎはちょっと…」と言われ発狂した過去があります。

ペットとして大きな人気を誇るうさぎさんですが、その安心・安全を保障するセーフティネットは非常に脆弱なのが現状です。

2−2 原因②:個体費用からは想像できない管理費の高額さ

うさぎさんは買おうと思えばホームセンターで数千円(最悪なところでは一千円ちょっと)で購入できます。
犬猫はウン十万円するのに!!
(余談ですが、うさスパ家の天使は10万円でお迎えしました)

この初期投資の安さが、全ての間違いだと断言します。
もちろん、安いのには理由があります。
うさぎはめちゃくちゃ繁殖するからです(だから多頭飼育崩壊が簡単に発生します)。
すごく悪い言い方をすると、生産コストが低いんですね。

一方で、管理(お迎えしてから)は非常にとってもベリーマッチお金がかかります。
お金だけならまだいい方で、時間も、空間もうさぎさんに捧げる必要があります。

ウン十万円でお迎えした犬猫であれば、初期投資が高い分その覚悟もあるでしょう。
しかし、うさぎさんは初期投資額からは考えられないほど維持費がかかります。
(うさスパはワンコも飼っていましたが、管理コストはうさぎの方が高いです)

Q:うさぎさんのために24時間365日エアコンを稼働させておく部屋を用意できますか?うさぎさんの具合が悪くなったら仕事を休んで病院に行けますか?

この問いに「できる」と覚悟を持って回答できないなら、お迎えは諦めた方がよいです。
こんなハードルは序の口ですから。

2−3 原因③:うさぎさんが可愛すぎる

さて、これが一番困った問題です。
本当に困った問題な理由は、原因そのものを解決する方法がないからです。

だって可愛いんだもん!!!
うさぎさんは世界一可愛い存在です。

ではどうしてこの事実が原因で、うさぎさんの遺棄という一見矛盾する問題を生み出しているのかというと、可愛さが限界突破してしまっているおかげで、これまで述べてきた【原因①】と【原因②】の存在に気づけないからです。

目の前にあのふわふわの存在が来たら、一瞬で脳内が幸せに包まれてしまいます。
その結果、物事の悪い側面を見る冷静さを失ってしまうのです。


この記事は以上となります。
次回、この原因について、わたしがどのように対処しようとしているのかということを紹介いたします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
またお待ちしております。

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