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入院1週間前〜手術前日まで【子宮筋腫摘出手術】

■入院1週間前:自己血採取

開腹手術で出血多量になった場合、自分の血液を輸血するために採っておきます。400ml。まず血液検査で異常が無いか確認。医師の診察の後、1時間〜1時間半くらいかけてゆっくり採血します。音楽など聴いててもOKとの事で、イヤホン持参。

先生が針入れる時に、血管の壁?に当ててしまったらしく、誰かが針を押さえていないと血が採れない状態になりました 😅
先生や看護師さんが交代で押さえに来て、間近で付き添い状態。
ここぞとばかりに開腹入院について、看護師さんを質問責めにしました笑

曰く「最近の病棟のトレンドはわからないから、今の病棟看護師さんに聞いてね〜」との事で、トレンドとかあるんだなぁ、と新鮮笑

■入院前日

コロナ検査を受けました。鼻の奥グリグリされるアレ。
万が一陽性の場合、手術は延期になりますが、大丈夫でした。

午後は出勤、しばらくお休みします、とご挨拶をしました。
夫は実家が近いので、食事には困らないとは思いましたが、非常食用にカップ麺3個用意しました。

■入院当日

カートとリュックで早朝に出発。夫に車で送ってもらいました。
入院受付で30分待ち。大学病院は婦人科以外にもたくさん診療科があるので、入院する方も多いです。

病棟は、ロックのかかったガラス扉で外と隔離されています。
スタッフさんにロック解除してもらって、夫とはここでお別れ。
私が入院するフロアは、婦人科専用となります。

4人部屋に案内され、荷物の整理をします。
感染症予防のため、各ベッドはカーテンで完全に仕切られています。

昔、小児病院に長期入院していた頃はカーテン全開で、周りの子供達やそのお母さんまで巻き込んで、みんなでワイワイお喋りしてたので、何だか今は寂しいですねぇ。

そんな中、わざわざ隣のベッドの方がご挨拶に来てくれました。75歳の子宮がん治療をされている方でした。抗がん剤の影響で、常に帽子をかぶっていましたが、若々しくて、かわいらしい方でした。
今回の入院治療は、コロナもあるし【孤独に励むもの】と思い、実はかなり緊張していましたが、心がほぐれました。度々声をかけては励ましてくれる優しい方で、大変ありがたかったです 😭 ありがとうございます…!

午後から病棟説明があったので参加しました。
私と同じ、今日から入院の方とお喋りして早速仲良くなりました笑

病室にシャワー室があって、早めに浴びました。
まだ元気なので、廊下を無駄にウロウロ。6階だったので、見晴らし最高。
コロナ以前は使われていたであろう食堂であれば通話OK。夫に電話したりしました。

夕ごはんも普通に食べて、21:00消灯。早い…!
暗い中、キンドルで↓の本読んでました。夢のない男性が、課題にチャレンジして夢を探すお話です。私も一緒に課題をこなしている気持ちになって、新しい事を始めたくなりました。【今】のお話で、どうぶつの森とかウーバーイーツとか出てくるので親近感わく笑

■手術前日

午前中に内診(超音波・触診)と、おへその掃除&お下の毛を剃ります。
内診台で、看護師さんがシェーバーでざっくり剃ってくれました。
ツルツルと言う訳でもなく、ちょっと散らかった感じです…笑

この後、夫に病棟に来てもらって、手術担当医師から説明を受けます。
結局、私は【開腹&腹腔鏡も合わせて使う方法】になりました。

手術予定は2番目。1番目の方が朝から手術開始で、恐らく昼ごろ終了。
順調にいけば私は昼過ぎ頃、開始予定となりました。

この日、通常であればリウマチの自己注射を行う日(2週間に1回打つ)でしたが、医師からスキップの指示。その代わり、いつもより多めのステロイド投与を点滴で行う説明。

多分、夫とまともに話せるのはこの後しばらく無いな〜と思い、先生が退室した説明室でしばらくお喋り。あまり長居すると怒られそうなので、早々に夫を見送りました。

昼からは手術の準備が始まります。

  • 12:00:絶食開始(水、お茶はOK)

  • 14:00:下剤開始

  • 20:00:浣腸

手術の際に、腸管内に便があると、万が一傷つけた時に汚物が体内に散らばって大変な事になるそうです。このため腸の中をカラッポにします。

■下剤2リットルがツラい

個人差がある様ですが、私には大変キツかったです 😇
2リットルの下剤「ポカリスエットみたいな味」と説明されますが、微妙です。少量ずつ、2時間以内に飲み干す指示で、飲み始めて1時間くらいで便通が来るとの事。

なかなかのプレッシャーがかかる量

ですが、私の場合、1時間経っても便通の気配なし
何ならだんだん吐き気を催してきて、ナースコール 😇

「下から出ないから、上に来ちゃってますね〜」との事で、↓みたいな、嘔吐用の容器を渡されました。

「歩くと腸が動くから、便通来やすいですよ!」とアドバイス頂き、嘔吐用の容器を顔の前に構えたまま、廊下をヨボヨボ歩きました。不審 😇

しかし出ない。気持ち悪い。
なにこれめっちゃツライ…泣きそう状態。

飲み始めて2時間くらいして、やっと来始めました。
それからは数10分おきに、10回くらい。最終的に水状態の便でした。
結局、下剤を飲み切るのに3時間くらいかかりました。途中から吐き気で飲めない…になってましたね…

■とどめの浣腸

20:00には浣腸です。すでにトイレとお友達過ぎて、かなりぐったりしていますが、腸内をきれいにしなくては… 🤢

障害者用トイレ内のベッドでズボンを下ろして、横向きに寝て、看護師さんに浣腸してもらいます。もうどうにでもなれ感。
「すぐに出すと、薬液が出てしまうだけなので、数分ガマンしてくださいね〜」と言い残し、にこやかに看護師さんは立ち去ります。ガマンはしたものの、便は水状なので、便なのか薬液なのかよくわからず。
これで腸内はきれいになった事でしょう…やっと終わったと安堵。

余談ですが、病院のトイレットペーパーが藁半紙過ぎて、これもツラかったです。水状の便でふやけた尻を、何回も拭かなくてはいけないのに藁半紙!
おしりが限界…千切れる…!😇 笑
病棟ご意見箱に、トイレットペーパーの件だけ書こうか碇ゲンドウスタイルで検討するレベル… 😇 笑

翌朝からの点滴のため、腕にルートを確保してもらいます。
21:00消灯、下剤アレコレで疲れてすぐ寝ました。

長い!笑
お読み頂きありがとうございました!

入院に持って行ったものはこちら〜


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