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菊池寛 作『勝負事』を朗読しました。

https://youtu.be/jOoqP9foaUM

皆さんはギャンブルをした事、ありますか?

わたしは賭け事をした事はないのですが、スマホで遊ぶパズルゲームが好きで、つい長時間遊んでしまいます。
定期的に無限ライフがプレゼントされて、止め時が見つからないんですよね。勿体ない!と思ってついつい遊んじゃう。
パズルゲームに課金はしないと決めているので、なんとか踏みとどまれている状態です。ギリギリ…!

あー、沢山遊んじゃったな。この時間があれば本読み進められたのに…とか、見たかった動画見れたじゃん…とか、ちょっぴり後悔しちゃったりして。
でもねえ、アプリ開いちゃったら最後なんですよね。ライフ使い切るまで止まらないの。
わたしは多分、ギャンブルしちゃダメな人間ですね。

今回の『勝負事』という作品も、そんなギャンブルについてのお話です。
ギャンブルは嗜む程度なら楽しいのかもしれませんが、そこで止まれない人が多いのが現実ですよね。

この物語は作者の友人の語りという形で始まります。
ギャンブルで身を持ち崩したお爺さんのせいで、幼少期から苦労をしてきた主人公。
お爺さんがようやく賭け事をやめた時、裕福だった家は食べるものにも困るようになっており、人手に渡ってしまったかつての自分の土地で、小作人として畑を耕す毎日を送ります。
ギャンブルからすっかり足を洗ったかのように思われた祖父の、最後の勝負事とは…。

どんなに失敗しても、人はどこからでも幸せになれる。
遅いなんてことはないんだなと、希望を感じさせてくれるお話でした。

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