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林芙美子 作『梟の大旅行』を朗読しました。
昼間でも暗い森の中で、一羽のフクロウが楡の木に「君の見たいろんな世界の話を聞かせてくれ」と頼まれ、身の上話を始めました。
人に飼われて狭い籠の中に暮していたフクロウは、ある日籠を出て、初めて広い世界を目にします。
茄子色の空に大きく光る月、露に濡れて光る庭の木、広い広い海…。
世界は驚くほど綺麗で、しかし危険も多いものでした。
フクロウは長い旅を経てこの森に辿り着いたのです。
森は静かで、平和で、住み心地の良い所でした。
わたしは日頃、「引っ越すならどこがいいかな」と妄想するのが好きです。
実際には引っ越すことなく一つの街に長く住んでいるのですが、もしここに住んだら海産物が美味しいかな…こんなところだと冬は雪が降って大変かも。なーんて、県外も含めて空想の引っ越し先を検討しています。
人によっては一生生まれ育った町を出ないこともあるでしょうし、逆に各地を転々としている人もいるでしょう。
「一生ここに暮したいな」と思えるほど居心地の良い場所を見つけられるのは幸せなことですよね。
47都道府県制覇!…は難しいにしても、色んな所を訪れてみて、自分にとってのそういう場所が見つかればいいなと思ったのでした。
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