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竹久夢二 作『最初の悲哀』を朗読しました。
小さい頃は誰でも、人を疑わず、自分と自分の好きなことに自信をもっているものです。
世の中が必ずしも自分を肯定してくれるものではないと気付いたのは、いったい何歳の頃でしょうか。
『最初の悲哀』では、そんな大人になりかけている少女の切ない感情が描かれています。
主人公である街子は絵描きである父親を尊敬していますが、世間の人々は必ずしも父の描く絵を認めてくれるわけではありません。
竹久夢二本人も画家であったため、認められない苦しさや絵に対する偏見を受けた経験からこのような作品が生まれたのかもしれませんね。
全ての人に受け入れられるなんて無理な話で、誰だって誰かにはよく思われていないものです。
人に気に入られることに必死になるのではなく、芯を持って自分の気持ちを大切に守っていければと思います。
分かっていても上手く折り合いつけるのは難しいものですけどね。
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