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大学院生で出産して新卒入社予定で保活した話

しばらくぶりの『大学院行きながら、妊娠・出産・育児をした話』のマガジンへの投稿です。

以前の記事では、大学院生活で起きたことをまとめてお届けしていました。

「卒業までの軌跡をまとま終わったので、もういいかな」と思っていたのですが「そういえば、新卒で子持ちで入社したらどんな感じか書いていなかったなー」と思い、記事を追加することにしました。

この記事では保活について振り返ります。保活は変だったので、皆さんに共有して微力ながら役に立てたらなと思います。

※話の全体の流れはこちら

当時の私達家族の状況

当時の私達家族の状況から振り返ります。

まず、私は大学院3年目で卒業を控えていました。そして4月から内定をもらった企業でフルタイムで働く予定でした。

次に夫について。夫は専門学校を卒業して正社員としてフルタイムで働いている1年目の社員でした。

そして、子供。子供は1歳で、それまでは私が主に子育てをしていました。4月から保育園に入る時は1歳児クラスに入る予定でした。

ただ、子供は4月生まれのため保育園に入ってすぐに2歳になりました。保育園のクラスの数え方が年度始めの時の年齢なので1歳児クラスということです。(あえて説明しなくても皆さんご存知かもしれないですね)

私達の市町村の状況

まず、保活の大変は住んでいる地域によっての差が激しいと思います。そのため、私達の住んでいた市町村の状況を説明します。

私達は当時住んでいた地域はあまり育児に対する制度なども充実していなく、保活も大変でした。

私達の住んでいた市は小さな郊外にある市です。

その中で約20園ほどの保育園、小規模保育、こども園がありました。(子供は当時1歳で幼稚園には入らなかったためカウントしていません)

そして待機児童数はおよそ200人ほどいるというところでした。

保活の状況

しかし、当時の私は楽観的に考えており沢山希望を出せばどこか入れるのではと考えていました。

そのためとりあえず行ける範囲の保育施設は全て見学に行きました。

私達の市では11月が来年の4月入所の応募締め切りだったので、それまでに10ヶ所以上見に行きました。

あまり保育園施設自体の母数が多くないので保育園、小規模保育、こども園分け隔てなく行ける範囲のものは全て見学に行きました。

幸い、大学院は夏休みが長いため8月くらいから計画的に保育園見学を周ることができました。子供の体調や予防接種のスケジュールなどの様子を見ながら週に1〜2園ほど見学に行っていました。

計画的に見学のスケジュールを組めたことは、とても良かった点です。

しかし、どこの保育園も入所状況が厳しく『兄弟児』や『育休を2年取った人』が優先的になるため、新卒入社になる人は難しいという状況でした。

ただ、やはり『アルバイト』や『時短勤務』の方よりは有利ではありました。

一次募集の状況

さて、全ての園の見学が終わり実際に応募する段階になりました。

まず、応募の為の書類が沢山あるので役所で必要な書類の確認はしっかりとしましょう。

そして新入社員になるタイミングでの応募の場合、就労証明書などに時間がかかる可能性があるので会社との連携もしっかりととっておく必要があります。

園の選び方は人それぞれ重視する基準が違うと思いますので、ここではあえて書くことはないかなと思っています。

私が見学した園はどこも、それぞれ特徴がありダンスやアートに力を入れているところや英語に力を入れているところなど様々でした。

結局、私達家族はあまり移動に時間をかけたくないという思いから移動時間の短さ重視で4園に希望を出しました。(私達の住んでいた市では何園でも希望が出せました。)

そして、1月に結果が来ました。

結果は…全滅でした。

二次募集の状況

一次募集が落ちてしまった人は、二次募集にも応募できます。

私達は一次募集で4園しか書かなかったことを後悔していました。(沢山書いていたら、受かっていたとは限りませんが笑)

そこで、今回は見学に行って家から通える範囲にある保育施設8園を全て書きました。

また、市役所の人から小規模保育の方が入りやすいと聞き、上位に小規模保育を書くなどの工夫をしました。(地域によって、どの保育施設が入りやすいかは違いますので役所でリサーチしてみると良いと思います。)

そして、2月に結果が来ました。

またしても全滅でした……

さすがに焦りました……

結局…

全て落選してしまい、結局どうしたの?という感じですよね。

結局は企業内託児所に預かってもらうことが出来ました。

「企業内託児所があるなら最初からそっちでいいじゃん」と思われるかもしれませんが、こっちも激戦です。

私達が働いている事業所は約2万人が働いており、事業内託児所の園児の人数は全クラス合わせて30人ほどです。

人口2万人の都市に30人入れる託児所が一つと想像してもらえたら分かりやすいでしょうか。

正直、私も諦め半分でしたが保育施設に入れないと困るので一次募集が落ちた時に企業内託児所に入れるか相談し始めました。

そして、夫も同じ事業所で働いていることもあり運良く入園することが出来ました。

結果的にはどうにかなりましたが、本当に決まるまでは不安でした。

しかし、もし本当に企業内託児所含めてどこの園にも入れなかったら自分の親に実家から来てもらい子供の保育をしてもらおうと考えていました。(このマガジンの以前の記事を読んでいただければ書いてありますが、元々親と子供と同居していたので有りかなと思いました。)

ですから、親には一次募集の審査に落ちた時点で相談していました。

親には親の生活があるので申し訳ないと思っていましたが、どうしてもどこにも保育施設に入れなかったら子供のことを見てほしいと言っていました。

親も現状を理解してくれ、最終手段として合意してくれました。

この時、父は働いていたので途中で仕事を辞めてもらうことにならずに済んでほっとしました。

まとめ

最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。そして「結局、保活上手くいってないじゃん!」って思われた方、ごめんなさい。

始めは書いても役に立てない内容のように感じて躊躇していた部分もあったのですが書くことにしました。

「保活」の現実を知ってもらえる機会になるかなと思いました。現実はそう甘くないということを身をもって知ってしまったので…

私がこの記事を通して同じような境遇の方に知っていただきたいのは「最悪、保育園に入らなかった時のことを想定する必要がある」ということです。

始めの方に書いたように自治体などによって現状が異なりますが、応募すれば保育施設に入れるというような状況じゃない限りこのような自体が発生するということです。

せっかく内定をいただいても、「保活」が上手くいかないせいで働かない…なんてことになったら悲しいですよね。

保活が上手くいかなかった時に自分と子供にどうすることが最善か考えて、準備をしておくことが大切だと思いました。

あまり役立つ内容ではなかったかもしれませんが、読んで下さりありがとうございました。

「保活」している方、大変ですが無理せず素敵な未来のために頑張ってください。

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