《CSCS講座⑸》バイオメカニクス(直線・回転の計算式)

 今回はバイオメカニクスにおける「直線および回転運動時の考え方」を紹介していきます。

仕事量パワーという言葉を、具体的に理解していきましょう。

<筋力とパワー(直線動作)>

まずは直線動作における動きから見ていきましょう。

「力」すなわち”発揮される筋力の大きさ”は、以下の計算式で求められます。

 力=質量 ✖︎ 重力加速度(f=ma)
 *単位はN(ニュートン)

質量は重さそのもの、重力加速度というのは地球上に存在する引力です。

同じ緯度のとき重力加速度はほぼ一定ですから、発揮される力の優劣は重さそのものによって決まるとも考えられます。

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