<Vol.141>夢は肥大化させるものはなく、縮小していくもの

「夢をかなえるゾウ4」を読みました。

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僕は著者である水野敬也さんの本が大好きで、その中でも「夢をかなえるゾウ」シリーズが特に大好きです。

このシリーズは、ガネーシャという神様が"課題"を出しながら人間を成功に導いていく…というストーリー設定です。

今回の話は「人生、夢、死について」でした。

とてつもなく学びの深いストーリーで(かつ今回は感動のストーリーで)、僕は朝の山手線内で泣きました…笑

今日は「夢」について考えてみようと思います。


<夢ってなんだ?>

さて。

夢って一体何なんでしょう?

皆さんには今、夢はありますか?

あるとしたら、それはどんな夢でしょうか?

僕たちは子供の頃から「あなたの夢は何?」「大きな夢を持ちなさい」と教育されながら育ちます。

でも夢とは何か?という定義は、意外とあやふやなままです。

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夢というのは「今手元にはないけれど、やがては手に入れたいもの」です。

・プロ野球選手・弁護士といった社会的立場
・大きな家・かっこいい車といった所有物
・多額のお金・世界1周旅行などの体験価値

いずれも今すぐには手に入れられないものの、やがては手に入れたいと思うものでしょう。

これって言葉を変えると「〜したい」という"欲"です。

つまり大きな夢をもっているというのは、大きな欲を持っているということでもあります。

これはすなわち、今は満たされていない状況にある…ということでもあります。

…ということは。

日常生活の物心両面に不足感感じている人ほど(大きな穴が空いている人ほど)、抱く夢は大きくなるのかもしれません。

これって逆説的に考えてみれば、、

物心両面で満たされてくると、夢は徐々に小さくなっていくということです(=欲が満たされてくるということ)。

そう考えると「夢がない」という状態は、決して悲観するものではないことに気づけます。


<夢の捉え方>

夢を持たなければいけない。夢はいつか叶うものである。

そう考えていると、いつまでも手に入らない「欲」を抱き続けないといけない状況に陥ります。

それは幸せなことなんでしょうか。

満たされてきたことを認め「今この生活こそが夢だったんだ」と実感できるようになれば、きっと人生は豊かになります。

だからこそ僕は、

「夢は肥大化させるものはなく、縮小していくもの」だと思っています。

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僕にはまだまだ夢(欲)がたくさんあるので、僕の人生はまだまだです。

「もう夢はない。全部叶えてきたから」

そう思いながら人生の幕を閉じれたら、これに勝る"成功"はないと思います。

さ、今日も夢につながる充実した1日を過ごしましょう。

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