《CSCS講座(24)》栄養戦略②(ニーズに応じた栄養)

今回は「ニーズに応じた栄養戦略」についてです。

筋力をつけたい、持久力をつけたい、体重を増やしたい…そういった明確なニーズがある選手に対してどのような栄養管理を行えばいいのかをまとめていきます。

<各能力の向上>

主要ポイントは以下の通りです。

「持久力のために」
・90分以上の練習を行う際には、
*炭水化物=8~10g/体重1kg/日(一般:5g程度)
*タンパク質=1.0~1.6g/体重1kg/日(一般:0.8g程度)
・運動中の炭水化物は、なるべく多種類となるよう選択する(フルクトースは難消化性のため注意)
・スポドリの濃度は、6~8%程度にする
・運動後30分以内に、1.5g/体重1kgの炭水化物を摂取する(おにぎり等)
・運動後3時間以内に、少なくとも10g以上のタンパク質を摂取する
・試合が続く場合は、高グリセミック食品の摂取を心がける
「筋力のために」
・筋の分解を最小限にするために、タンパク質を多めに摂取する(1回あたり20gの摂取を複数回)
・トレーニング後には炭水化物30g高ロイシンのタンパク質(プロテイン等)を20~25g

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