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幸福論

椎名林檎の幸福論。
1998年の作品、デビュー曲。
当時はそのメロディーや独特の歌声、ビジュアルばかり注目してた自分。
歌詞をちゃんとは聴いていなかった。
大人になって改めて、こんなに深い詞だったということを知った…若い頃に、こんな素晴らしい歌詞を書けるなんて彼女は本当に凄い。

本当のしあわせをさがしたときに愛し愛されたいと考えるようになりました。
そしてあたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで、
時の流れと空の色に何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君にエナジィを燃やすだけなのです。
本当のしあわせは目に映らずに案外傍にあって気付かずにいたのですが…。
かじかむ指の求めるものが 見慣れたその手だったと知って、
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉全てを守る為なら、少し位する苦労もいとわないのです。
時の流れと空の色に何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に、
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉全てを守り通します。
君が其処に生きているという真実だけで 幸福なのです。

今日は軌跡・奇跡の日。
私にとっての一番の愛の歌は、この幸福論です。

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