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Registry(レジストリ)とは

レジストリとは

Windows OSで用いられている設定情報のデータベースのことです。

OSに関する基本情報やアプリケーションの設定、拡張情報などのほか、拡張子の関連付け、ユーザパスワードなども保存されています。

Wikipediaによると下記の場合に編集することが多いらしいです。

・ソフトウェアに設定を変更するインターフェースが実装されていない場合

・ソフトウェアのアンインストール後にアンインストーラが除去しなかった設定情報を除去する場合

・コンピュータウイルスなどのマルウェアによるレジストリの改変の除去・修復をする場合


レジストリエディターを開く方法


レジストリの詳細

レジストリはKeyとValueから構成されており、Keyはフォルダのようなもので、Valueには実際にデータが格納されています。


レジストリのルートキー

レジストリには親となるルートキーとなるものがあります。この種類を理解すると、レジストリを設定するにあたり、どのルートキーに対して設定すれば良いかが把握できますので重要です。

【HKEY_CLASSES_ROOT】

ファイルの拡張子と関連付けについての情報が格納されています。長いので、よく HKCR と短縮されて使われます。

【HKEY_CURRENT_USER】

ログイン中のユーザーの設定が格納されています。長いので、よく HKCU と短縮されて使われます。

HKCU では、ユーザーが変更できるアプリケーションの設定が格納されています。ですのでこの HKCU 下のサブキーにある value は、ユーザー権限で変更したり追加する事ができます。

HKEY_USERS に格納されている中にある、Windows にログオンするユーザーに必要な情報があり、それが選択され HKCU にコピーされます。

【HKEY_LOCAL_MACHINE】

システムについて全ての設定が格納されています。つまりシステム全体の設定になります。長いので、よく HKLM と短縮して使われます。

HKLM\Software のサブキーで設定する value は、ユーザーのみではなく、PC 全体に設定されます。また設定した値はユーザー権限で変更する事ができません。

また、外付けのハードウェアについてのドライバについての情報も格納されています。

【HKEY_USERS】

ユーザー別とデフォルトの設定を含む設定が格納されております。つまり、全てのユーザーの HKCU がここに格納されています。ユーザー別の設定を確認したい時に便利だと思います。

サブキーはユーザーアカウントが SID で表示されています。


参考文献

https://wa3.i-3-i.info/word113.html


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