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『スコセッシ監督から学ぶ、クリエイターのスタンスの心得』

『シャッター アイランド』(2010)


☆監督
マーティン・スコセッシ

☆出演
レオナルド・ディカプリオ
マーク・ラファロ
ベン・キングズレー
ミシェル・ウィリアムズ

☆STORY
舞台は1954年、ボストンハーバーの孤島シャッターアイランド。

アッシュクリフ精神病院に収容されていたレイチェル・ソランドという女性が、忽然と姿を消すという怪事件が発生する。

連邦捜査官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)とチャック・オール(マーク・ラファロ)は、事件解決のため調査を開始。

やがてテディは、この事件の裏に“病院ぐるみの陰謀”があるのでは、と疑惑を深めていく。

そして事件は思いもよらない結末を迎える……。


☆感想
巨匠スコセッシ監督にとっても、本格的なミステリー映画は初めての経験だったらしい。

そうとは思えない豪華な俳優陣とそのため事前にありとあらゆるミステリー作品をみあさって、俳優陣に雰囲気を落とし込むためにも上映会をするなどと徹底ぶりがさすかスコセッシだなと。

『キャット・ピープル』(1942)『私はゾンビと歩いた! 』(1943)など、’40年代に低予算ホラー映画を手がけたヴァル・リュートンの作品をみあさり、あたかも自分のセンスかのようにする辺りは僕ら凡人がステージをあげる要素のようにも思える。

というのも、僕ら凡人は世に出ていない全く新しいもの0から作る事はできなかったわけで、それが出来ていたら俗にゆう天才枠なわけで、スコセッシが天才ではないというわけではなく、スコセッシ監督でさえ古い映画からインスピレーションを受け自分の作品に混ぜている。


そこは僕たちにも言える事で、インプット先が一箇所からしかない、もしくは1人からしか学んでないとなると、結局はその人の劣化でありその人を超える事はない。
方や、インプット先が幅広く、複数人から学ぶ先がある人はいろんな色が混ざりそれはもはやオリジナリティになる。

圧倒的に後者の方が選択肢が多くなるし、前者はこうしなければならないとかあれはダメこれもダメと否定的な言葉が増える。

特に本作からは、スコセッシからクリエイターとしての心得を学べた作品だった。

そして、ここから本題です。

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