乃木坂46という会社における忘年会が最高だった

二週連続で放送された乃木坂工事中の大忘年会2021。生田絵梨花がやりたかったことを卒業前にやるという大義があった忘年会。50近くおっさんと20前後のメンバーによる忘年会。近年批判の的になる忘年会。。

最近の若者は宴会とか社員旅行をしたがらないというけれども、いまでも大学でゼミやサークルの合宿とか忘年会とかやってるわけで、仕事の付き合いで気の合わない人とはやりたくないだけであって、本音ではこういう「団欒」の場を望んでいるんだと思う。

もちろん苦痛なら拒否する権利はある。けれども、そもそも忘年会を拒否したくなるメンバーがいないように、人間関係を構築し、良いムードを作っておくのが大事なのだろう。「生理的に忘年会が無理」な人は構わないけれど、個人が拒否する権利だけ強調するのではなく、どうしたら忘年会を苦痛に感じないほどいい組織ができるか努力すべき。そういう努力なしに、年末になってから「忘年会は必須な」と参加を強要するのはどう考えてもダメだと思うが。

その点で、乃木坂46とバナナマンの関係性は理想的なのだろう。約十年間の積み重ねがある。

こういうの見ていて安心するというか、ホッとしたり、和んだりする。星野みなみの「トゥ〜トゥ〜」が可愛いね!山下美月の「ヤマケンサンバ」最高だね!そうした個々の出し物、メンバーの個性以上に、まさに人々が「絆」を深めている様子がファンの胸を打つのだろう。

乃木坂工事中を中心に乃木坂を見ている(応援している)と、家族のような人間関係に居心地の良さを感じる視聴者、ファン層が多いんだろうなという気がする。