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あきらめきれなかったスポンジケーキ

昨日6/14は彼の誕生日だった。

彼の誕生日を直接お祝いするのは2回目、
しかしひとりでお祝いするのは初めてだった。

誕生日をお祝いする・サプライズをするという行為は昔から好きだったが、

プレゼントを買う・その人に合うもの必要なものを探すことにかなり苦戦するようだった。

だから高校生の時はだいたいアルバムがボードを作ってプレゼントしていた。作る作業が大好きで写真や文をたくさん貼って書いて作り上げていた。

大学生になったら複数人でケーキを買っていけばいい、みたいなことになったのでケーキを渡すタイミングやシチュエーションを考えるだけだったから楽しかった。

物をあげる時も人と考えるのは楽しかった。
この人、あの子のことをよく見てるなあなんて感心したり、わたしの意見が通ったらほっと胸を撫で下ろしていた。


付き合っている恋人にプレゼントやお祝いをすることも1ヶ月くらい前からどきどきしながら考える。

今回その1つにケーキがあった。

わたしは最近お菓子を作るのが好きで、感染症のおかげで良くも悪くも時間があるからケーキは作ろうと決めた。

彼はショートケーキが好きだから即決だった。

しばらくはYouTubeをみて脳内で何度も作った。

誕生日1週間前、初めてスポンジを現実で焼いてみよう!と思い、焼いた。

なんということでしょう!

「膨らまない、、、??????」

ホール型のスポンジは厚さ3センチにも満たず、下は甘い卵焼きになっていた。

そこからの1週間はほぼ毎日、焼けなかった次の日は二個焼いていた。トータル約5ホール、全く成功しなかった。

そして誕生日前日の1回目までの失敗を経て、その日の2回目、最後の最後に大成功したのだ。

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正直、毎回「なにか」を変えすぎて成功した理由が明確ではないが、きっと1番の問題は「たまご」であろう。

前日までずっとハンドブレンダーを使っていたが、持ち上げられるような泡ができなかった。それよりも手動の泡立て器でしっっっっっかり根気よく泡立てるべきだった。
また、温めながらあわだてたほうがいいというサイトも多かったが、冷たい方がきめ細かい泡ができるというサイトの言うとうりにしたらわたしはできた。

ハンドミキサーがあれば白身と黄身一緒にあわだてたほうがいいようだが、手動だと道のりは遠すぎるので分けてしっかりあわだてた。

そして薄力粉は必ず振るわないとスポンジの中で塊で焼き上がる。ふるう物を100円ショップで買ったら良くなった。

上白糖のがいいというサイトもあったが、グラニュー糖の方がちゃんと溶けていい気がした。

こんなことに気をつけて見たらなんとか焼けた。

クリームは一発勝負だったが、YouTubeのイメトレのおかげかなんとかなった。(もちろん、はじめてにしては。)

前日に卵を買い足したりした時に、予備でスポンジを買ってしまうかかなり悩んだ。

しかし、絶対に膨らませると意気込んでやめた。

多分、成功させたかったらそれが正解だったと思う。もし買っていたら二回作らなかったかもしれないし、最後の最後の改善案が思いつかなかったかもしれない。

汗だくで失敗しないという強い意気込みで二の腕を筋肉痛になるまで振るって混ぜてよかったと思った。








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