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noteの感想、『建築情報学へ』に少しだけ関連して
記事タイトルと書き出しの調子の整合がとれておらず恐縮なところがある。
noteは読むのも書くのも結構面倒だ。なのでnoteのアカウントを作成するも使う事なく2021年が終わろうとしている。2020年の投稿が1件。2021年の投稿は0件。このまま2022年を迎えた場合、投稿したい内容があっても2021年の欠番が気になってどうしようもなくなる気がする。僕はアカウントを作り直すことや過去の投稿を削除することが腑に落ちない性格なのだ。削除したことを覚えているのがなんとなく気持ちの良くないかたちで残ってしまう。
noteを使わない理由としてはtwitterでこと足りているからだ。投稿するまでも、覚えておくまでもない出来事を投稿するのにtwitterはとても適している。何か情報を得てリアクションするのにも最適だ。ただし、今回のように前置きをしながら書ける点はnoteの利点だと思う。ここまでで420字程度ありtwitterではあまり書きたくない。
その他にはtwitterのリンクを貼って閲覧しやすい点も僕は利点に感じる。
先日のVRAA審査体験して以来、やっぱり来年のベネチアビエンナーレ僕らの提案採用してほしかった(するべきだった)と。VRやARを超えてMR/XRで変わる社会と関係性と空間と認識と、まさに今建築的な文脈からやることに価値があるのに。
— 豊田啓介ゆるふわ系総研 (@toyoda_noiz) July 29, 2019
僕が個人的にこれまでの招致計画に関る中で気づいた、今このタイミングで万博を開催できることの価値、全部ではないにしても簡潔にインタビューでまとめていただいているのであらためて。鍵はコモングラウンドの構築です(そして明日のレクチャーにもつながるという)。https://t.co/WAIXaNxKhx
— 豊田啓介ゆるふわ系総研 (@toyoda_noiz) December 4, 2018
大阪関西万博2025 PLL促進会議https://t.co/aheVBFNbRU
— 豊田啓介ゆるふわ系総研 (@toyoda_noiz) November 3, 2019
昨年までの誘致段階での会場計画アドバイザー、今年前半の経産省主導の万博具体化WGに続き、これから準備の主体となる博覧会協会主導によるPLL促進会議にコアメンバーとして関わることになりました。
今この社会状況になってきて、万博の招致段階の時点で次世代社会の反映としての会場・都市計画の前提に、離散(Dispersion)、非中心(Decentralization)、流動性(Fluidity)、多層構造(Multi-Layered Structure)等を主要な基礎として組み込むことに徹底的にこだわり切ったの我ながらかなり凄いと思う
— 豊田啓介ゆるふわ系総研 (@toyoda_noiz) September 20, 2020
2018年からのNOIZ豊田さんの幾つかのツイート。まとめて今見るのも面白いです。
2020年末に出版されて今年読んだ『建築情報学へ』について書いておこうと思う。いま少しだけ建築の話しをするならまず触れたい内容だからだ。建築計画・建築生産の分野で「デジタルファブリケーション」、「ロボティクス」についての話題を目にしない日が無い。それほど過熱している話題だ。詳細は『建築情報学へ』等の書籍をはじめ、今まさに歩みを進めている動きなので実際の活動を追いかけることにお任せする。
最近の雰囲気を見て過ったのが『METABOLISM/1960-都市への提案』だ。当然当時の雰囲気を体感したことはないが“あの頃”みたいなアイデアへの期待に近しいもの感じている。
ただ、『建築情報学へ』を読んでいると幾分か“実務的”な提言によったものに感じたりもする。建築情報の表記方法や管理方法に関するものがプラクティカルにあり、その延長として現れるパースペクティブの提示であるからだ。領域横断性に焦点を当てた「建築情報学」ならではのことだろう。尚、僕は実務者なので僕にとっての手掛りとしては非常に幸いなものである。その上で、僕が思う“手掛りの手掛り”になった本を紹介したい。間を取り持つ言葉だと思う。
小嶋一浩さんの『小さな矢印の群 「ミース・モデル」を超えて』(2013年)。1995年竣工の「千葉市立打瀬小学校」の時点で学校利用者のシミュレーションを行っていた小嶋さんの技術に対する考え。萌芽期のCFDやセンシングによる温熱環境制御などの試みが語られ、技術を何に対して費やしてきたが窺える。
山梨知彦さんの『切るか、つなぐか? 建築にまつわる僕の悩み』(2020年)。日建設計という大手組織設計事務所に所属しながら、利用可能な技術の全てを注ぐような強い意気を感じる山梨さん。僕が「マスカスタマイゼーション」という考えを知ったのも山梨さんのレクチャーがきっかけだ。
下記は2012年の山梨さんの講義。
以上、手掛りとして何度も読み返しそうな『建築情報学会へ』のメモ書き。
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