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恋も涙も純情も生きるためには捨てよう

僕は恋愛というものが下手だ。それはそれは致命的に。

好きになるともう、恥も外聞も無く火の玉ストレートでアプローチしていた。そして星屑ロンリネス。

いまはさすがに自重できるようにはなったけど、というより恋愛を諦めたけど、昔は良く言えばアグレッシヴだった。

とはいえ、最後の交際から10年以上空いた時期もあったし、その後もよくわからないまま付き合って、よくわからないまま振られてを繰り返していた。そう、よくわかないんだ。だからそれからは(もう10年近くになるかな?)最初から恋愛を放棄するようになった。

僕はどういうわけだか女性と仲良くなるのが早い。友達も女性のほうが多い(分母が少ないのは置いておいて)。でも彼ピにはなれない。

僕はそれでいいと思っている。付き合っちゃうと面倒だから。いや、それは恋愛だけでなく人間関係全般にも言えるかもしれない。誰かとズブズブになるのはどうも性に合わない。

恋愛の話に戻すと、なんていうか、友達でいいじゃんと思ってる。男も女も関係なく、友達くらいの距離感が僕にはちょうどいい。

この歳になると結婚しないの、とか彼女作らないの?とか言われるけど(ロカならすぐにできるよ、なんて無責任なことを言う人もいる)、あのね、これだけはハッキリと言っておく。「しない」のでもなく「作らない」のでもなく、「できない」のであり「作れない」んだ。……かといってそういう願望があるかと言われたら無いと言うしかないんだけども。

いま一人暮らしをしてるんだけど、もう、それが心地よくて心地よくて。6畳1間のサンクチュアリ。

そんなことを言っていたらいつの間にか「好き」ということがわからなくなった。過去のことは「好きだった」とわかるけど、今現在、「好き」というものがなんなのかわからない。もしかしたらわからないのではなくて、恋愛を放棄してるから、そういう感覚が麻痺してるだけかもしれないけど。

人間ってむつかしいねえ。もう一度、こう、ズッガーンってハリケーンのような恋をしてみたいもんだけど、もう無理だなあ。その理由はいつか書きます。

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