2022

同期にパソコンを貸しているうちに年が明けてしまった。今年はじまって11日。初詣に行ったのは5日。今年の私は『吉』とのこと。ここ5年くらい大吉を引いてきたけどそれはあくまでもその日の運だと思う。でも大吉を引くと過剰に期待してしまうし凶を引くと落ち込んでしまうから、吉、中吉、小吉くらいがちょうどいい。

今年11日間を振り返るとまぁそこそこ楽しいし、そこそこいい感じだし、そうそう、この話がしたかったのだ。

この前の休み、金曜日仕事が終わって帰宅後、お風呂に入って身だしなみを整え、終電に乗って新宿へ。

レイトショーで高校生の時からずっと好きだったカツセマサヒコのデビュー作『明け方の若者たち』の2回目を観終えた。一緒に観に行ってくれたのは高校時代の同級生で、好きなものがなんとなく被る男の子。電車はもちろんないので朝まで居酒屋で飲み明かす。映画のここが良かった、ダメだった。なんてただの原作ファンってだけで映画のこと詳しく知らない2人で語った。語っても語っても足りないくらい話した。酒の限界がきたらカラオケに避難。カラオケでさらに体に酒を流す。明け方の若者たち(自分たちver)って感じだった。日が昇ってきたころ私は部屋で爆睡。カラオケの終わりが来たので取り合えず外に出て新宿の街をぶらつく。

席を2日前から確保していたので朝イチでスパイダーマンを観た。2時間前までお酒飲んでたから2人とも見事爆睡。といっても私はところどころ起きていたし、ラストシーンでは号泣したけれどもう一度観るべき作品だと思う。観終わってからまた酒飲んだ。夜みたいに酔うことはなかったけど、それなりに楽しくなって無償にバッドを振りたくてバッティングセンターに行った。打てなくても楽しかった。楽しい。これはハマりそう。することもなくなったので16時解散。帰り道も余韻に浸りながらあるいた。

明け方の若者たちにも出てくる、『2.3年前は体力もあるからオールで出勤ができた。』彼らにとっての2.3年前は私たちにとって今この瞬間で『人生のゴールデンアワー』も今、この瞬間だと感じた。

昨日電車の中でたくさんの新成人をみた。私は2年前に成人を迎えたわけであるが、成人式をしたからといって大人になるわけでもない。早生まれの私はお酒を飲めたわけでもない。だからと言って20歳の誕生日を迎えてレベルアップの音が聞こえるわけでもない。10代から20代になっただけで、できることが増えるわけでもないし、思考回路も大人になるわけではない。私はいつまでもお母さんとお父さんの子供だし、お兄ちゃん2人の妹。

大人になる、社会人になる、それは一つの環境の変化ではあるけど、現実は自分が変わらないと何も変わらない。でも私はいつまでも子供心を忘れない大人になりたい。2022年、私は社会人2年目になる。去年より、もっと楽しく、後悔のない22歳を送りたい。

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