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【考えてみた2】アニガサキ2期(4〜6話まとめ)

前回に引き続き、ニジガクのアニメ感想をまとめてみます。ネタバレありです、ご容赦ください。
最近はSPY×FAMILYにもハマっている今日この頃。早速始めていきましょう!

4話 楽しいってなんだろう?

QU4RTZライブの成功のあとのお話。

果林と愛のモノローグから始まるところで、Diver Divaの回だなと容易に想像できた方も多いのではないでしょうか。そんな愛がオンラインライブの開催を提案します。
エマは果林がユニットやらないのかと聞き、果林は誰かと心を通わせるより競い合う方が合っているからと断ります。ラブライブ!シリーズって1回断るんですよね、なぜか。

そんなある日、愛のお姉さん的な存在であるみさとさんが登場します。入退院を繰り返しており、退院祝いで2人で遊んでいたところに果林を見つけ、一緒に遊びに行くことになります。
果林の観察力ってすごいですよね。初めて会った人でも悩んだり抱えたりしていることを見抜けるタイプだと思います。果林は1期で歩夢と出会ったときにお節介タイムと言ってましたが、初対面であっても相手の本音を見抜き、適切な行動が取れるのは強みですよね。

愛とみさとの会話のシーンはすごく泣けます。
「何かできることある?」という質問に「思いつかない」と返し、「昨日楽しかった?」という質問に「愛ちゃんのことはこれからも応援してるから」という返答。これは愛にとってはショックだったことでしょう。自分のやりたいことが、大好きなお姉ちゃんを傷つけているのだとしたら、今やっていることを否定しないといけなくなります。そこで果林は愛を励まします、果林らしい方法で。ある意味4話のクライマックスシーンですね。負けず嫌いですよね、多分2人とも。太陽みたいに誰か笑顔にするのが愛の強みであることを教えます。

「楽しい」気持ちを教えてもらった愛が、今度は分からなくなってしまったお姉ちゃんにパフォーマンスを通じて「楽しい」という気持ちを取り戻してもらうことが4話のカギとなります。
カバンにつけてるパンダの顔の向きが心情表現になっているのはニジガク製作陣の細かい演出のおかげでしょうか。後ろ向き、前向き、みたいな感じですかね。ちょっと分かりやすすぎる気がしますが。あと、村上奈津実さんの果林と話してるときとお姉ちゃんと話してるときで声色が若干変わっている気がするのは、気のせいですかね。表現力高いなと思いました!

1話に収めるには少し流れが急展開すぎるような気がしましたが、30分でこれを語りきるのは少し短いですね。他のユニットは2話ずつなのに…と思った視聴者もいるのでは?でも、2話に分けるとそれは間伸びしそうな感じもあるし、13話という制約もあるでしょうから、難しいところですね。

5話 「真実を暴いてみせるんだから」

おそらく前後編。AZUNA結成秘話です。色々な真実を暴いてみせる回でもあります。歩夢ちゃんの尾行だけでなく、色々と。

はじめに演劇部と同好会の文化祭前夜祭企画の話が出て、しずくは侑に「歩夢さんとせつ菜さんによる新ユニットを考えているんです」と相談するところからスタート。

1期を見てきた方であれば、しずくと侑がデートしているところを歩夢(とせつ菜)が尾行するシーンはザワザワしてしまうのではないでしょうか。尾行するのもラブライブではもはや定番となってしまいましたね笑。嫉妬する歩夢ちゃんがたくさん見られる5話はやはり神回ですね、うんうん(推しメンなだけやないか)。
「真実を暴いてみせるんだから!」ってすごいですね。アニメだからこそ許される可愛さ。怖いところが苦手な侑と、それをリードする歩夢、見惚れるしずく…1期とはまた違った謎の三角関係も楽しめてしまいます。

スクールアイドル展で特筆すべきは、過去のレジェンドたちへの言及があったことだけではなく、その後の5人でのお話のシーンでしょうか。嵐珠が侑の曲を聞いてから気になりだしたのか、気にかけるようになります。侑に同好会にいる意味を改めて確認し、音楽に専念したらどうかと告げます。1話でも同じように質問しますが、侑の芯のある返答もかっこいいですよね。

もともとはしずくがPのような役割で、歩夢とせつ菜のスター性を感じたことで、妄想が膨らんだところから始まったんですね。型にはまらず自由に、そして目一杯自分を表現することが創造することにつながる。こうしてしずくも参画していきます。パフォーマンスがないということは6話まで続くということを意味しているのでしょう。あってもよかったと思いますけどね。

1人のために歌うことからみんなのために歌うことができるようになった1期の歩夢は、2期になり一人でではなくみんなで歌えるようになっていきます。まずはユニットで。最後は…?これはメンバーみんなに当てはまりますが。
「次はきっと私の番なんだ」ーーー2期は音楽科への転科を決めた侑の成長が見られることがなによりも楽しみですね。

6話「チョイスも未来も無限に広がっています」

やはりAZUNAの後編となりましたね。待望すぎるともいえるパフォーマンス回。
優木せつ菜がメインのお話。そしてスクールアイドルフェスティバルの開催について模索がされます。締切直前にエントリーが殺到したことで、スケジュール的に全団体がパフォーマンス等をできるわけではなくなってしまいます。当初せつ菜は、「生徒会長として」スクールアイドルフェスティバルの開催を中止し、虹ヶ咲の文化祭として実施することを決断します。ところが、同好会や生徒会周辺の仲間の存在に気づかされ、さらには文化祭の日程が近いことから、他校をも巻き込んで文化祭とスクールアイドルフェスティバルの両方を開催することになります。まさに、ライバルだけど一人じゃないということですね。
サンシャインでは沼津(内浦)という特性を生かした、地域のみんなと一緒に作り上げるというストーリーになっていましたが、そこに対比させるならば、ニジガクは学校のみんなとそして他の学校やそのスクールアイドルと一緒に作り上げるお祭りということになるでしょう。

ここで注目しておきたいのは、せつ菜の成長というテーマについてです。生徒会長という役職もあり一人で抱え込むことで責任を取ると考えていたせつ菜は、仲間の存在に気づかされたことにより、仲間に頼ってもいいのだということを悟ったというこです。そして、今までミステリアスな存在であった優木せつ菜が母親だけでなく学校のみんなにも打ち明けることになります。大好きを隠す必要はもはやない。言うなれば、1人ですべてを判断しなければならない生徒会長と、周りに支えてもらいながら好きを叫ぶことができる同好会の中のスクールアイドルとしての優木せつ菜を分けたり隠したりする必要がなくなったことに気づき、ついに正体を明かす。せつ菜の成長を描いた6話。

フェスティバル当日に、功労者であった映像で自信が優木せつ菜であることを伝えてからパフォーマンスに入るのはかっこよすぎます。副会長の絶叫、からのAZUNAのパフォーマンス。流れ最高です。
衣装も夢の世界ならではのメリーゴーランドがあしらわれていたり、ジャンボジェット→船→気球と変わっていく背景、歌詞もよいし、喋りのパートも心にきます。

メインストーリーの傍ら、色々な状況が動き出します。教育実習生・三船薫子(栞子の姉)の音楽科への赴任、栞子がスクールアイドルになるのかどうか、嵐珠が同好会に力を貸してくれたり、ミアがはんぺんと仲良くなったり…?
スクールアイドルフェスティバルが中止になれば、エンディングで栞子がスクールアイドルを志すかのような伏線はなくなってしまいますし、せつ菜が生徒会長の正体を明らかにすることもなかったでしょう。そういう意味でも、この6話はこれからのストーリーの分岐点となる非常に重要な回だったと思います。

余談ですが、栞子にバレたときのしずくのせつ菜の真似面白すぎです。非常に前田佳織里を感じましたね笑

最後までご覧いただきありがとうございました。

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