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緊張しても本番で良い演奏をするための6つの準備

みなさんこんにちは。クラリネットのクズシマです。

先日、2022年6月3日に初めてのフルプログラムのソロリサイタルを開催し、おかげさまで無事に終演することが出来ました。

自分(とピアニスト)だけで2時間もの時間をお客様に楽しんでいただけるようにステージを作ることは、沢山の考え練習を要しました。

一つのステージを経験することは、家に何時間もこもって練習することよりも大きな成長につながると感じています。しかしそれは本番に向けた準備も含めてのことだと私は考えます。

これまでの人生でたくさんの演奏会に出演してきましたが、リサイタルの準備は未知の領域でした。そのため、随分と前から用意周到すぎるくらいの準備しました。

あんなに用意周到に準備したのにもかかわらず、まだまだ反省は尽きないし、どれだけ準備しても十分すぎることはないのだなぁと改めて感じています。

本番で思い切った演奏をするためには、地道な準備が必要です。
本番で感じる不安や緊張も、「大丈夫」と思えるほどの自信が付けば解消されていくでしょう。

準備しすぎて困ることはない

過去の演奏会を振り返れば、準備が足りなかったなと反省することばかりです。

難曲に挑みたがるのに、練習に取り掛かるのが遅い私に対して、師匠はこんんなことを言いました。

「それじゃあなたの人生は間に合わないのよ」

痛たたた。胸に刺さります。ごもっともです。

一曲一曲に向き合い丁寧に準備していくことこそが大きな何かを成し遂げることなのに、一つ一つの準備や計画をおろそかにしているようでは思い描く未来は幻想に終わってしまうでしょう。

さまざまな経験(多くの失敗やヒヤヒヤする本番)を経て、準備の仕方が少しずつわかってきたかな‥‥とは思うものの、それでも演奏会直前になると切羽詰まった状況になってしまうのは変わりません。(理想は尽きないからでしょう)

本番に向けた本気の練習や、演奏会に向けてさまざまな準備をする過程は自分自身の成長に直接的に関係します。準備の段階で回り道をしてしまったときにこそ、効率の良い練習や本当に必要な練習方法が見えてくる気がするのです。

それに、本番に向けての準備はただただ練習するだけではないと思っています。

このコラムでは、大舞台で楽しく思うような演奏をするための、さまざまな「準備」について詳しく書き綴っていきます!

吹奏楽の本番、発表会の本番、オーディション、コンクール、さまざまな緊張する演奏の場に向けて練習されているあなたのお役に立てましたら幸いです。

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