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ピアノは語る

名器との出会い


ある日、地元のホールの下見に立ち寄った。
初めて訪れる木目の美しいホール。
天井がとても高く、空気か澄んでいる。落ち着いた不思議な空間。

真っ先に黒いグランドピアノに向かう。
ポン・ポン
2・3音鍵盤を弾いてみた‼
衝撃だった。
音のなり方、タッチに職人の技をはっきり感じた。
その指の感触は10日間離れなかった‼

ピアノの名前はドイツの名器グロトリアン
クララ・シューマンが愛してやまなかったピアノだ。
歌うピアノ。響くピアノ。心に鮮やかにしみてくる音。

人との出会いもざまざまあるように
ピアノとの出会いもさまざま。

このグロトリアンピアノと出会ってからは、ピアノへの興味の
幅が広がり、新しいインスピレーションが次々に湧いてきた。

出会いは突然
人も、ピアノも、生き物も、、、
エネルギーを注いでくれる。そして、考えさせられる。

今は、日本で様々な輸入ピアノと触れることが出来る豊かな時代。
ピアノのメーカーは100社以上もあるらしい。
木と共に生きているピアノ。
時代を楽しむかのように、ピアノの音で旅ができる時代。
ピアノへの楽しみ・興味は尽きない。




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