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パートナーセールスにおけるファン作り活動(Give)の最新事例④

皆さんこんばんは。
パートナーセールスの葛西です。
これまで「パートナーセールスにおけるファン作り活動(Give)の事例」を3つほど書かせていただきました。

今週は、上述の3つに続く第4弾のパートナーセールスにおけるファン作り活動・Giveの事例について書かせていただきます。

パートナーセールスとはファン作り活動

パートナーセールス=ファン作り活動というのはなぜか?ファン化に向けた進め方などを知りたい方は、まずは下記のnoteを読んでいただくと本noteもより読み進めやすいかもしれません。

また、先週公開させていただいたラクス様・サイボウズ様登壇のセミナーにおいても、「パートナーセールス=ファンづくり活動である」というお話をまさに語っていただけておりますので、そのセミナーレポートもご覧いただくと良いかと思います。

【最新Give事例④】ChatGPTの求人作成・スカウト文作成プロンプト、求人の改善プロンプトの展開

パートナーさんの営業担当における具体的用途の一例

私が担当しているパートナーさんはHR系のパートナーさんが中心ですので、主に下記のようなシーンでの利用を想定し、プロンプトを作成・展開しました。

  • 顧客の募集求人の作成
    →取材など挟んだ場合はその情報も組み込んだ上で、ChatGPTの求人作成プロンプトによる求人票の自動作成
    →さらに情報を提供して求人票をブラシュアップして、7〜8割程度の完成度までChatGPTで作成していく
    →残りは担当自身で考えて追記

  • ダイレクトリクルーティングサービスを提案している場合は、商談時のヒアリング内容などの情報元に、ChatGPTのスカウト文面作成プロンプトを活用し、スカウト文面を自動作成
    →さらに情報を提供してスカウト文面をブラシュアップしていき、7〜8割程度の完成度までChatGPTで作成していく
    →残りは担当自身で考えて追記

  • 募集開始後、応募進捗が悪い場合の改善提案をする際に、ChatGPTの求人票改善プロンプトを用いて、求人の改善案を出してもらってChatGPT上で壁打ち→求人改善の提案を行う

本施策の目的

  • パートナー企業の営業担当の方々の、営業生産性向上(営業の効率化)

  • 営業生産性が向上した結果、浮いた時間をもっと営業活動に当てることができる
    →結果、営業実績が向上し、自分の担当するプロダクトも含めパートナーさんに売ってきてもらえるようになる

  • ChatGPTのような最新ツールへの抵抗感の払拭とITリテラシーの向上
    →新しい取り組みや新しいツールへの抵抗感が下がることで、自分自身からのさまざまな新しい提案を受け入れてもらいやすい環境を醸成する

  • 「自社のプロダクト」や「●●の葛西さん」というマインドシェアの獲得

営業現場のメンバーがいつもとにかく忙しそうで余裕がない状態であったため、どこか削減・効率化できそうな仕事はないかと考えた結果、ChatGPTでの求人作成プロンプトというのが少しずつ出回っていたことから、「これだ!」と考えました。ただ、ゼロベースから私が作るというのは到底難しかったため、さまざまな求人作成プロンプトを集めまくって組み合わせ、さまざまな組み合わせを使ってみて検証するというのを繰り返した結果、完成したのがこのプロンプトです。
パートナーの営業担当の皆さんは求人作成やスカウト文面作成の工数が削減されて営業生産性が向上(効率性の向上)する、結果、営業活動に当てる時間が増えることから売上(粗利)増加につなげられる可能性が高くなります。
そうすることで、パートナーさん側はもちろんハッピーですし、当社としては自社のプロダクトを売ってきてもらえる可能性を高めることに繋げられるのでハッピーであるため、双方Win-Winの施策となります。

具体的な実施した内容

中にはChatGPTの使用を禁止している企業もあるため、まずは決裁者(役員、部長クラス)にChatGPTは使用可能かを確認。その際に主な用途についても併せて説明した上で、マネージャーやメンバーへの展開の合意形成。
その後、用意したプロンプトの使い方やご自身が担当される企業を用いて実際に作業するという工程も入れた研修を実施して、全体展開。

プロンプトと使い方については、普段、お客様を紹介していただいた後の商談進捗状況やトークスクリプトなども入っているスプレッドシートに追加。そうすることで、少しでも自分が担当するプロダクトに触れてくれる機会を増やし(共有しているスプレッドシートに触れる機会を増やし)、自社プロダクトのマインドシェアを少しずつでも醸成できるような導線を設計しました。

結果、パートナーの営業担当の中でもこのような新しいツールに積極的に取り組むアーリーアダプター層や求人数多い既存顧客を抱えている営業担当などでまずは利用が進んでいる。
※ChatGPTでの自動求人作成やスカウト文面作成、求人のブラシュアップにより、かなり工数が削減されたというお声を頂けた方も中にはいらっしゃいました。

自身の活かせた経験やスキル、特性

  • XやGoogleアラートを活用したChatGPTのプロンプト収集
    →営業時代の、資金調達スタートアップを誰よりも早くキャッチアップしたり、イケてる社長や人事を見つけたりするためのノウハウがそのままChatGPT・生成AIに関する情報収集をする上でも転用できています。

  • 少しでも効率的に仕事を遂行したいという生産性の意識の高さ(少しでも楽したい)

  • 新しい便利なツールが出てきたら、まずは試してみるという好奇心

  • 情報を探してインプット&アウトプットをし続ける継続力(行動力)

自分で言うのもなんですが、おそらく人の倍以上の情報に常に触れていると思います。特に最近は、パートナーさんの事業を伸ばすと考えた時に、「戦略」×「生産性向上」の2軸が重要だなと考えていて、それに付随する情報やツールなどは常に漁っています。

まとめ

今回はパートナーセールスにおけるファン作り活動(Give)の事例として、ChatGPTの求人作成・スカウト文作成プロンプト、求人改善プロンプトの作成・展開をした事例を書かせていただきました。
もしこの「ChatGPTの求人作成・スカウト文作成プロンプト」「求人改善プロンプト」が欲しいという方がいらっしゃいましたら、葛西までメッセンジャーX(Twitter)でDM、または本noteのコメントにてご連絡ください!

このように、「パートナーさんがどうしたら儲かるか?」「儲かるための大きな課題は何か?」というのをとにかく考え続け、そのためのソリューションを用意して提案し続ける(Giveし続ける)。そうすることで、パートナーさん側の中でのマインドシェアも少しずつ醸成(●●の葛西、というような)されてファン予備軍が増えていき、最終的にはその人たちがファンになって、さらにはファンインフルエンサーになって社内に発信・共有していくことである種のムーブメントが起こる。この一連の活動がパートナーセールスの正攻法なのかなと最近はよく考えています。

ただ、個々が持ってる能力・スキルは当然違うわけであって、パートナーさんに提供できるGiveは当然異なってくるとは思います。ですので、以前書いた「パートナーセールスにおけるメタ認知能力の重要性」のnoteにもあるように、自分自身のスキル・能力を俯瞰的に見て自分の提供できる武器を整理して自分のできる土俵でGiveをすること、そして自分の知らないことは人から聞いたり、自分の持っていない能力については人に協力いただいたりするってことが非常にパートナーセールスにおいては重要であると考えています。

もちろん、同じGiveが使える先に対しては、そのGiveの内容をそのままパクって展開する(もしくはパクって自社仕様に少しカスタマイズして実践する)ってのもどんどんやっていった方がいいと思ってます!ですので、たくさんのパートナーセールスの皆さんのファン作り活動(Give事例)を1つにまとめられたらいいなーと最近はまじめに考えています!

それではまた次回の更新をお楽しみに!


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