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サブディスプレイが無ければ解像度を上げればいいという話

今年に入ってから室内の不用品の撤去が進み、随分と快適なテレワーク空間が出来ました。以前に『自分に最適なテレワーク環境を突き詰めた結果、椅子もデスクもサブディスプレイも要らなかった話』という記事を書きましたが、その後日談的な内容になります。

同記事に書いたとおり、サブディスプレイは使わなくなりました。デスク周りの環境は非常にスッキリしましたし、環境を選ばずに仕事を出来る機動力も上がっています。それに関しては満足なのですが、ひとつだけ懸念がありました。それは作業効率の低下です。一般的にサブディスプレイが1枚あると作業効率が1・4倍に上がると言われています。それは私も実感をしていました。例えばWEBシステム開発をしていると、コードを書く画面でひとつ、動作確認をしたり調べ物をするための画面を1つという使い分けをしてきました。一時的にマネジメント系の業務も兼ねてたことがありましたが、その時はディスプレイをもう1枚並べてチャットツール専用の画面を作り、3枚構成で仕事をしてたものです。

サブディスプレイの撤去で物理的な環境は快適になっても、作業効率が落ちて生産性が下がってしまっては意味がありません。上手く補完する方法が無いかと考えました。考えた結果、行き着いたのは画面の解像度を上げるという手段でした。私は仕事でマックブックプロを使っています。ディスプレイの設定はマックの標準の設定項目における最大の解像度にしていました。それを超える解像度を設定する方法が無いものかと探してみたところ、あるものです。「DisplayMenu」というアプリを見つけました。

「DisplayMenu」はディスプレイの解像度を様々な値に設定可能にするアプリです。マックが提供する最大解像度は1680:1050なのですが、このアプリを使えば2050:1600まで広げられます。およそ1・5倍程度まで広くなりました。解像度を上げることでギザギザしてしまわないか気になりましたが、全く違和感なく使えています。

解像度を上げるにあたって唯一の欠点は文字が小さくなりすぎることです。稀に顔を近づけないと見えないほど小さくなる事があります。しかしながら、たいていはピンチアウトすれば拡大されるので、必要なときだけピンチアウトすれば済みます。1日もかからずに慣れました。

1つの画面で使える領域が1・5倍になったことで、サブディスプレイで行っていた画面分割術も、アプリケーションのウィンドウを並べる程度で実現できます。結果として、体感での生産性はサブディスプレイを使っていた頃と大して変わっていません。サブディスプレイを破棄した際は後ろめたさがありましたが、これで堂々とサブディスプレイ無しを唱えられます。

探せばあるものだというのが今回の学びです。こんな事できたらいいなと思ったとき、同じようなことを考える人は既に世の中に居るものです。「悩んだら探してみる」というのは、1つ取るべき行動として習慣化したいと、改めて思いました。


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