CRカップ『ストリートファイター6』が自分にとってご褒美すぎる話

CRカップ『ストリートファイター6』の練習配信を観るのが忙しい。

VTuberと、ストリーマーと、プロ格闘ゲーマー。これまで自分が見続けてきた界隈の人たちが、一堂に集結している。アベンジャーズどころの騒ぎではない。自分の動画勢人生最大のご褒美期間なのである。

しかも自分でもスト6をプレイしたいのでますます忙しい。noteなんて書いてるヒマがない。

でもこのnoteはVTuberの配信を見た思い出を残しておきたいと思って立ち上げたもの。そろそろ書かないとマズい、という気持ちが募ってきたので書く。

なんなら今後はVTuberだけでなく、ストリーマーやプロゲーマーについても書いていいんじゃないかと考え出しているが、それについては後で考えることにする。


自分が見ているチーム順に。いつものように敬称略。

まずチームB。メンバーはホロライブゲーマーズの「戌神ころね」と、YouTube配信でも人気を集めているプロの「かずのこ」、RFNでウメハラと共演し話題を読んだ「赤身カルビ」、FPS出身で超長時間配信に定評のある重鎮の「釈迦」、ベテランゲーム実況者集団である三人称の「ドンピシャ」。自分の知る限り戌神ころね、かずのこ、赤身カルビはCRカップ初参加。

女性VTuberが2人ということもあり、初顔合わせからの会話は柔らかい雰囲気で始まったが、練習が始まるとその2人の絶叫と罵倒が響き渡るという爆笑空間に。

ゲームの腕でイキったり、勝ちすぎてなぜか応援されなかったり、といったかずのこの持ち味も生かされ、和やかでにぎやかな雰囲気のチームとなった。

忙しく大会参加の経験も無いながら、練習によってメキメキ実力を上げている戌神ころねの成長は注目どころ。


チームA。「葛葉」「関優太」「叶」「k4sen」というCRカップやストリーマーRUSTなどでおなじみのメンバーに、チームリーダーとして格ゲー界の王こと「ウメハラ」が参加。

ダブルブッキングで他プロとの練習対戦しながらのボイスチャット参加になってしまったウメハラと、そこに2人きりで取り残された葛葉の、今世紀最高にぎこちない会話が面白すぎて、ここ数年で一番笑ってしまった。ウメハラのマイペースさと葛葉の配信力の高さが生んだ奇跡の名場面だった。

全員集合してからは「ビーストランキング」と称してチーム内序列決め対戦が勃発。その後の練習でもチーム内対戦で実力を高め合う、切磋琢磨のノリが強いチームに。そんな4人を、まるでゲーセンで盛り上がる若者を見守るおじさんのようなポジションのウメハラ、という構図になったのも、なんだかエモい。

プラチナランク以上の関、葛葉、叶の実力が拮抗しており平均レベルが高い。当初は「野良のDJの人」などといじられた初心者枠のk4senも、アクの強いコーチによって「昆虫とリニアのハーフ」という謎の生命体として鍛え上げられている。


チームC。「どぐら」「だるまいずごっど」「けんき」「イブラヒム」「獅白ぼたん」のチーム。

関西出身が5人中4人ということもあり、コミュニケーションがスムーズなのが印象的。いつも通りの駄弁でメンバーを呆れさせつつ、練習では適切な始動で導くどぐら。ブレイブルー時代からファンだった「フェンリっち」と邂逅する場面もあっただるまいずごっどは、今大会のプロ枠以外ではトップクラスの実力者。

ホロライブ屈指のエイム力で話題になった獅白ぼたんが、初挑戦の格闘ゲームの分野でどこまで実力を伸ばせるかも楽しみ。


チームDはVTuberがいないこともありフォローできていないが、チームリーダーの「ふ~ど」は初心者育成の実績と実力はプロ枠の中でもトップ。「わいわい」「おにや」「おぼ」をどこまで成長させられるか。RFNで活躍した「sasatik」のテクニカルなプレイにも注目したい。


どのチームも、ストリーマー・VTuber枠の選手が、長時間のゲーム配信によって培ったであろう努力とゲームセンス、そしてプロ陣によるコーチングによって、とてつもないスピードで成長している。

なにかと難しいイメージがある格闘ゲームだが、誰でも上手くなれる可能性があることを、人気ストリーマーたちが実際に示してくれている。格闘ゲーム界にとってこれほどポジティブなキャンペーンは無いだろう。格ゲー界の未来を憂うおじさんとして毎日心でむせび泣いている。大会本番まで見守っていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?