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JKの恋愛? 4


終業式のその日、私は朝の出来事を友達Sにものすごい勢いで話していた


「こんな大きいの電車でどって持って帰んねん?いや、無理っしょ。てか皆にデカ‼︎それなに??って思われるし。一回じゃ持って帰るの無理だよ??てか、額は確実に隠せないレベルのヤツだよ……あぁ。」

「いやいや、嬉しくない訳じゃないよ?でもさ、パズルの絵??あれ絶対マズイっしょ。えっっつろ。よく見つけたわ。ちょっとしたセクハラよ??なに?何の伝言?何故あの絵柄にした?作ってる時鼻血とまらんわ!!てか、出来上がっても部屋に飾れないわ!!親ビビんで?どーすんのこれ?」


と、早口で思いの丈をぶちまけた。友達Sもかわいそうに…朝から災難である。


そして、終業式は滞りなく終わりやった〜冬休み!となるはずだった。


朝、友達Sと同中で同クラの男子Aも同じ電車で来ていたのは目には入っていた。だか、そんな事は眼中に無く思いの丈をぶちまけ続けていた

で、それがである。しっかり私の興奮ぶりを男子Aがチェックし、話しを聞いていた様で……。なんと、その日私が話した内容を、律儀にも紙に書き全て彼に話したと言うではありませんか、、、


え?嘘でしょ?!……もうパニックである。もちろん言った私が悪い。場所もわきまえず。でも何で何のことか分かったの??つじつま合わないし。

そう。なんと、彼と男子Aは繋がっていたのでした…。私が仲良くしてた友達Sから私の情報を収集する為に。それで、彼が既にプレゼントを机にONしたのも知ってたらしい……。おい。なんつーか。ね?根回しっての?それヤバくない?てか、男としてどうなの?根本的な所がもう受け付けなくなっていた。


彼はきっと私が喜ぶ姿を男子Aを使い報告させようと思っていたんだろう。そうゆう所に自分の権力使うってどうなん?あーーもう無理だ。

でももうプレゼントは開けてしまったし、返す事も出来ず、借りを残す様でイヤだったので、終業式の次の日部活があるとの情報を聞き、同じ様に机の上に 私からのプレゼントをONしておいた。


そして、クリスマスイブに彼の家電に電話したのだった。


彼のお母さんが出た。私の名前を聞くやいなや「はい、〇〇ねちょっと待ってね。」と応対は優しい。でも私はひるまなかった。彼に代わったので、とりあえず通常会話をする。「何してたん?クリスマスは何かするの?」と彼は、近くの高級ホテルの名前を言い「〇〇で家族でクリスマスのブッフェに行くんだよ〜いいだろ〜」と言ってきた。もう無感情だった。その会話に返答もせず、間髪入れず私は言った。「あのさ、もう別れよ?」少しの間の後彼が言った。「うん、分かった」そして「それだけだから」と私は言い残し直ぐ電話を切った。


JK心は揺れやすい。その別れを切り出した一瞬の間の後「何で?」とか「嫌だ」とか言ってくれる事を少しだけ期待した。自分が別れを切り出しておきながら、潔い自分の決断に迷いもあった。

友達にもったいない事するんじゃないよ!と念を押されていた言葉も頭をよぎった。学年でも一軍の彼と このまま付き合えば浮遊層だった私は安定かもしれない。

でももうその3ヶ月の彼とのくだりは もちろん私が悪い事もあったが、初彼と付き合う事への好奇心とドキドキとワクワクをいとも簡単にぶち壊す結果となってしまった。


そして…その後彼を振ってしまった事で、その後私は痛いしっぺ返しと非難を連打される形となるのである


→続く…





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