”中心”
こんにちは、やまこーです。
最近は生徒に「読解」について教えていて、
改めて『中心を捉えること』の重要性をヒシヒシと感じていました。
現代文や英語の読解問題は
内容の中心を捉えるだけで、
・選択肢を2つに絞る。
・ひっかけを回避できる。
・設問を見た瞬間にどんな選択肢を選べばいいのか分かる。
などなど、
短い時間で効率的に問題を解くことができるようになります。
3つ以上の選択肢同士を見比べて、
「これが正解な気がする…」
「いや、こっちか!?」
というように、ムダに考えている時間をゼロにできます。
消去法とは真逆の『積極法(=「これが正解だ」と一撃でわかる)』を使えるようになるからです。
また、現代文では読解や解答のテクニックは生み出そうと思えば20個でも30個でも生み出すことができますが、
「内容の中心を捉える意識を持っている人」は、それらのテクニックを知らなくても思いつくことができます。1知って100理解することができます。内容の中心を捉えようとする意識ひとつで、問題を解くために必要なことをすべて思いつくからです。
内容の中心を捉えるには、筆者が活用する明確すぎるサインを10個ほど暗記するだけですが、これはまたどこか別の機会で伝えれればと思います。
『中心を捉える』ということを少し具体的にわかりやすく解説します。
テニスならラケットの中心でボールの中心を捉えることで、全く力を入れなくても球威を保ったボールを打てます。
野球ならバットの芯でボールの中心を捉えれば力強い打球を打てます。
サッカーならボールの中心を蹴ることで球威とコントロールを両立できます。
コミュニケーションの中心は相手の意図をよく理解することです。
曲の演奏であれば、
中心は作曲者の意図と思いをよく理解して、それを表現することであり、それができればコンクールでも上位入賞できると思います。
また、オーケストラの中心者は指揮者です。
演奏者が指揮者の動きを無視して勝手に演奏しても、全体がひとつになれていないから台無しです。
逆に指揮者の中心は、演奏者が迷子にならないように、空気感・しぐさ・挙動・目線のすべてをフル活用して、合図やサインを的確に出すことです。
直立不動の状態からいきなり指揮棒を振り始めてもついてこれる人はいません。
絵を描くことで言えば、全体の"アタリ"を正確に取ることです。『黄金比』という言葉ひとつを例にとっても、バランス・均整の取れた絵やデザインは見る人に心地よさを与えます。ちなみに、TwitterのアプリアイコンやAppleのロゴは黄金比です。
…
いろいろ書いてみましたが、ひとことで言えば、
『中心を捉えることで、
➀ポジティブな結果を得られる
②必要なことが勝手について来る』
ということです。
これと同じく、
人生にも外してはいけない"中心や軸"があるはずです。
だって、
球技や絵画、演奏、コミュニケーションにさえ"中心"があるのに、
人生に中心がないなんておかしいと思いませんか?
とはいえ、いきなりすぎてよくわからないことの方が多いと思うので、まずは周囲の人をよく観察してみてください。
周囲の人を詳しく観察してみると、
その人が何を中心に行動しているのかがよく分かりますし、それが大きなヒントになることもあります。
失くしたものを探してこそ見つけるように、
わからないことは考えてみてこそ見出すようになります。
それでは、今回はこんなところで!
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【今日の箴言】
核を得た者はすべてを得た者だ。
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