見出し画像

朝までぐっすり!子どもが良く寝る3つの秘訣

今回は睡眠環境の土台を整えること
についてのお話です。

私はベビーシッターとして、
色んなご家庭にお伺いしていますが、
睡眠についてのご相談が1番多いです。

「寝てもすぐに起きてしまうんです」
「夜に何回も起きちゃって、困っています」
「朝起きる時間が早すぎて、もう少し寝てくれると助かるんだけどな~」
なんて声がよく聞かれます。

そこで今回は、
そんなママたちのお悩みを解決するために
朝までぐっすり!
子どもが良く寝る3つの秘訣!

について、ご紹介したいと思います。

【3つの秘訣】
①寝室の明るさについて
②寝室の音について
③寝室の温度と湿度について

睡眠トラブルの原因は
1つではなかったり、
見付ける作業が
難しかったりするのですが、
まずは、この3つを見直してみて下さい。
特に0歳~4歳ぐらいのお子さんは
これらを改善するだけで、
ぐんと寝やすくなります!

①寝室の明るさについて
基本的には真っ暗な状態
寝ることが理想です。

遮光カーテンを利用し、
照明を全て消しましょう。

これは、お昼寝の時
同じことがいえます。

ただし、生後3ヶ月未満で
まだ昼と夜の区別が
ついていない赤ちゃんは、
日中のお昼寝は真っ暗ではなく、
生活音のある明るい部屋で
寝るようにします。

生後3ヶ月を過ぎ、
昼と夜の区別がついたら、
お昼寝も暗いお部屋でするようにし、
暗い=寝る時間
と、覚えさせていくことが大切です。

ここで問題になってくるのが、
真っ暗な寝室だと、
夜中の授乳やオムツ替えができなかったり
子どもが暗い部屋を怖がる
ということがあるかと思います。

2歳ぐらいになってくると
脳が発達して、
妄想の世界が広がり
お化けや鬼を怖がるのと同じで
暗い=怖いとなってしまうことがよくあります。

ここで有効なものは
“おやすみライト”です。

天井についている
常夜灯じゃダメなの?
と思う方もいるかと思いますが、
実は子どもが良眠するためには
明るすぎるのです。

また、おやすみライトも
できれば足元に置くことを
おすすめします。

ライトの光が
なるべく子どもの刺激になって
完全に起こしてしまわないように
気を付けます。

そして、
おやすみライトは
一晩中つけておくようにします。

子どもは
寝入った状況と目を覚ました状況が
変わっていると
不安になってしまう
からです。

その他に、
朝方になると
カーテンの隙間から
光が入ってくることがありますよね。

この光を遮断することも
とっても重要なポイントです。

毎朝4時や5時に起きてしまうなど
早起きの原因は、
カーテンのすきまから入ってくる
ひとすじの光であったりすることが、
あります。

カーテンの端をマジックテープでとめたり、
カーテンレールや
下のヒラヒラしている所には
タオルやクッションを置いたりして、
光をしっかり遮断しましょう。
これだけで、
早起きが改善されることが多いです。


②寝室の音について
やっと寝たな~と思っても、
ベビーベッドの柵を上げる音や
ドアを開ける音で起きてしまったり、
リビングからパパの声が聞こえてきて
起きてしまったりと、
ちょっとした物音で起きてしまうこと
結構ありますよね。

実はしーんとした静寂な環境は
子ども(特に赤ちゃん)にとっては
逆効果なんです。

そこで有効なのが
“ホワイトノイズ”です。

ホワイトノイズとは、
テレビやラジオなどのシャーという
砂嵐の音で、
眠りを妨げる生活音や雑音を
消してくれる効果
があります。

あとは、換気扇の音も有名ですね。

特に月齢の低い赤ちゃんは、
ママのお腹の中にいたときに
ザーザーという血流の音を聞いていたので
ホワイトノイズを聞くと
安心するようです。

他には、
波の音や川のせせらぎの音などの
自然音や、オルゴールなども
有効ですので、
お好きなものを選んでみて下さい。

専用のCDもありますが、
YouTubeなどで検索すると
たくさん出てきます。

スマホやタブレットを利用する際は、
電磁波の影響を防ぐため
機内モードにするようにします。

また、これらの音は
一晩中つけておくことを
おすすめします。

おやすみライトと同様に、
寝入った状況と目を覚ました状況を
同じにするためです。
同じ状況にしておくことで、
眠りが浅くなって
目を覚ましてしまった時も
安心して、自分の力で
再入眠しやすくなります。

③寝室の温度と湿度について
子ども(特に赤ちゃん)の睡眠に
最適な温度は
20~22度です。

大人にとっては
少し寒く感じるかもしれませんが
実は赤ちゃんは
寒いよりも暑い方が
不快に感じてしまうのです。

逆に暑すぎると、
自分で体温調整をする機能が
未熟な赤ちゃんは
体温が上がりすぎてしまい、
乳児突然死症候群(SIDS)
リスクを高めてしまいます。

赤ちゃんの体温が上がりすぎないよう
厚着をさせすぎたり、
温めすぎないようにすることが
とっても重要です。

最適な温度は
20~22度ですが
これはあくまでも目安です。

とくに夏場など
外との気温差がある場合は
24~25度でも
睡眠トラブルがなく
ぐっすり寝られている場合は
それでOKです。

また、子どもの平熱や
エアコンの位置、お部屋の方角などでも
変わってくるので、
まずはお子さんの状態を
チェックしてみて下さい。

子どもが夜中に泣いて起きたときに
背中や頭に汗をかいていたら
お部屋が暑すぎます。

逆に、子どもの手足を触ってみて
指先まで冷えていたら
お部屋が寒すぎます。

子どもは大人よりも体温が高いので
大人がお部屋に入って、
少しひんやりするぐらい
ちょうど良い室温です。

パパとママが同室で寝ている場合は、
子どもに合わせて室温を下げていると
パパやママが風邪をひいてしまったり
喉が痛くなってしまった。
という話を良く聞きます。

大人はしっかり布団をかぶり
マスクをするなど対策をして
パパもママも、子どもも
みんなが体調を崩さないように
気を付けましょう。

次に湿度についてですが、
最適な湿度は40~60%です。

梅雨の時期は湿度が高くなり、
逆に冬になると空気が乾燥して
湿度が下がります。

エアコンを上手くコントロールし、
加湿器・除湿器を活用して
快適な湿度に保てるようにします。

加湿器の選び方も重要で、
スチーム式などヒーターを利用して
加湿するタイプのものは
部屋の温度もあげてしまうことがあります。

また、加湿によって
カビが発生してしまうことにも
注意が必要です。

加湿器を選ぶ時は
スチーム式以外で、
カビや雑菌が発生しにくいもの
選ぶことをおすすめします。

ここまで睡眠環境の土台となる
3つのポイントをお話してきましたが、
もし睡眠トラブルがなく
ぐっすりと寝られている場合は
安心して眠れている証拠ですので
今のままの環境で問題ありません。

季節や月齢によっても
変わってきますので、
もし寝つきが悪くなってきた時には
またチェックしてみて下さい。

本日もお読み頂きありがとうございました。
少しでもお役に立てると嬉しいです^^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?