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赤ちゃんがギャン泣きにならずに、すんなり寝つく方法


私がベビーシッターの仕事をしていて、
一番と言っていいほど、良く聞かれるお悩みは睡眠についてです。

●寝かしつけに時間がかかる
●背中スイッチがあって抱っこからおろすと
 すぐに起きてしまう
●寝ぐずり(眠いのに上手く寝られない)
●いつもギャン泣きになってしまう

この辺りのお悩みがとても多く、
まだ睡眠リズムが整っていない
0歳の赤ちゃんのパパママは
特に悩まれていることが多いと感じています。

でも!
そんな赤ちゃんたちも
1歳を過ぎた頃から、
「あれ?最近よく寝るようになった」
「寝かしつけが楽になった」
「すんなり寝てくれるようになった」

などなど、
あんなに大変だったのに、
どうして? なんだったの?
と言っていいほど、
成長とともに
安心して寝られるようになってくることも
よくあります。

もちろん、1歳を超えてからも
環境の変化などで、睡眠トラブルが
再び起こることがありますが、
その都度、"今目の前にいる子ども"の
気持ちと向き合い、安心して眠る方法を
考えていけたら良いと思います。

そこで今回は、
赤ちゃんがギャン泣きにならなずに
すんなり寝つく方法のご紹介です。

【ポイントは2つ!】
①疲れすぎる前に寝かしつけをする。
②“眠いよ~”のサインの前に
 寝かしつけをする。

このポイントを意識するだけで、
多くの赤ちゃんが
寝ぐずりやギャン泣きに
ならずに寝つくことができます。

①疲れすぎる前に寝かしつけをする。
子どもは私たち大人が思っているよりも、
一度に起きていられる時間(活動時間)が短いです。

例えば、
0~1カ月の赤ちゃんは
一回の活動時間が
おおよそ約40分

1~2カ月の赤ちゃんは
約40分~1時間
と、言われています。

徐々に成長とともに体力がついて
起きていられる時間が
長くなってきますが、
それでも
10カ月~1歳2カ月の赤ちゃんで、
約3時間半~4時間
活動時間です。

この活動時間を超えてしまうと、
赤ちゃんは“疲れすぎている状態”
なってしまいます。

どうでしょうか?
思っていたよりも短いと感じなかったでしょうか?

もちろん、成長のペースや活動量が
それぞれの子どもで違うので、
個人差はあります。

この起きていられる時間は
あくまでも目安ですが、
この目安の時間を知っておくだけでも、
赤ちゃんが疲れすぎてしまうことを回避し、
すんなり寝つくことができます。

ではなぜ、
疲れすぎてしまうことが
よくないのかというと、
脳が興奮してしまうからです。

大人は疲れると
“眠くなったから寝る”
が当然のようにできますが、
子どもはそうはいきません。

子どもは興奮しすぎると、
目覚めのホルモンである
ストレスホルモン
増えてしてしまいます。

このストレスホルモンが増えることは、
寝付きが悪くなったり
夜泣きをしたり、
上手く寝られなくなる原因に
つながるのです。

そのため、
特に就寝前は興奮しすぎないように
静かにゆっくりと過ごすことが大切です。

②“眠いよ~”のサインの前に寝かしつけをする。

眠いよ~のサインには、
あくび・ぐずる・目をこする
顔をママにこすりつける・耳をひっぱる
ふらふらして物にぶつかる・転ぶ
そわそわする・叫ぶ
などがあります。

その中でも特に、
あくび・ぐずる・目をこするは、
すでに疲れすぎているサインです。

これらのサインが出てから
寝かしつけを始めると、
すんなり寝つくことが
難しくなってしまいます。

“◯◯ちゃん
目をこすりだしたな~
そろそろ眠くなってきたのかな~?”

“◯◯くん
あくびをしはじめた~
そろそろ寝かしつけをしようかな~?”

といった具合に、
このタイミングから寝かしつけを始めると、

→いきなりグズグズに‥
(あれ??
さっきまでグズってなかったのに~!)

→グズグズからギャン泣きに‥‥
(そんなに、眠かったの?)
(どうしよう。どうしよう。アワアワ‥‥)

やはりこうなってしまうのは
寝かしつけるタイミングが
遅いのが原因なんです。

赤ちゃんのギャン泣きは、
赤ちゃん自身もたくさん泣いててかわいそうですし、
大人も焦ったり、テンパったり
長時間続くと、冷静になれずに
イライラしてしまったり‥‥
赤ちゃんも大人もつらいですよね。

私も子どもの活動時間を知らずに
寝かしつけをしていた時は
こんなことが良くありましたが、
今はそれぞれのお子さんの活動時間を
パパママと一緒に共有するようにしているので
ほとんどの確率でギャン泣きにならずに
すんなり眠ってくれます。

すんなり寝ついてくれると、
赤ちゃんも穏やかな表情で
気持ち良さそうですし、
大人も気持ちに余裕が持てて
気持ち良く過ごすことが出来そうですね。


次回は睡眠環境についてのお話です。

実はこのギャン泣きにならずに、
すんなり寝つく方法を知っていても
土台ともいえる
睡眠環境が整っていないと
上手くいかないことがあります。

・一度寝ついてもすぐに起きてしまう!
・ぐっすり朝まで寝て欲しい!
そんなお悩みを解決する睡眠環境のポイントを
お話したいと思います。


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