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リンダ・グラットン著|LIFE SHIFT2

どうも、読書家のヒデです。
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今回は東洋経済新報社さんから2021年11月11日に出版された、リンダ・グラットンさんとアンドリュー・スコットさんの共著書『LIFE SHIFT2』をご紹介したいと思います。

本題に入る前に少しお知らせをさせてください。

現在、Twitterのフォロワー数8万5千人を超えるインフルエンサー、マグさんの運営する読書コミュニティ『Lectio(レクティオ)』にて、読書会オーナーを務めさせてもらうことになりました。「本を楽しむ読書会」をコンセプトに、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、みんなが楽しめる場所を作っていきたいと思っております。8/25プレオープンなので、興味のある方は是非、マグさんのTwitterから公式LINEをチェックしてみてください。

そしてもう一つお知らせです。

毎週金曜日、夜の10時から、おとんさんと言う読書家の方と、Twitterにて「読書会スペース」を開催しております。本の紹介や読書術、読書についての質問、ご相談にお答えするスペースです。興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。質問、ご相談はTwitterのDMにて受け付けてます。

それでは本題です。

本書は、以前ご紹介させていただいたLIFE SHIFTの続編で、前作が人生100年時代という長寿化を恩恵にするために、どのように私たちは人生を築いていくべきか、どのように人生プランを考え直すべきなのかを説いた1冊になっていたのに対し、本作は、AIやテクノロジーの進化によって長寿化が進み、労働と言う期間が長くなる中で、私たち個人や企業や政府は、どのように行動すれば良いのかを説いた1冊になっています。

さらに、新型コロナウィルスが流行してからは、世界が急激に変化していって、今まで以上に現状維持が難しくなってきました。

そのうえで、日本はデジタル化でも世界から遅れを取り、イギリスやアメリカではリモートワークによって生産性が向上したにもかかわらず、日本では生産性が低下したという企業も多くあります。

人生の労働時間が長くなった今、個人も企業も政府も、働き方をもっと変えていかなくてはいけないんです。

とは言え、1人の個人が、企業や政府を変えるのは難しいです。

ですが、自分や自分の大切な人を守るために、自分自身が変わるのはできることではないでしょうか。

今回のコロナで苦しむことも多いと思いますけど、今回のコロナを、変化するチャンスだと捉えて、変化していくことが大切なんだと思います。

日本の企業や政府が大きく変化する事はない今、柔軟な働き方やキャリアの道筋を選ぶのは、ますます個人の責任になってきているんです。

人類が誕生して以来、経験したことのないくらい世界は今、急速に変化していってます。

そんな世界では、過去が未来への有効な道しるべにはなりにくいと言うことです。

私たちの親世代や、もっと上の世代の選んでいた古い選択肢は、今の時代では決して有効とは言えないんです。

要するに、一人一人が変化に適応し、柔軟な人生のストーリーや働き方をする、覚悟が必要なんです。

そのために私たちは「年齢に対する考え方」「時間に対する考え方」「仕事に対する考え方」を変えていかなければいけません。

そのうえで、生涯にわたって学び続けなければいけないんです。

年齢に対しての考え方

私たちは暦の上での時間の経過とともに、年齢というものを捉えていると思うんですが、単純に時間と年齢を結びつけるのは、もはや終わりにしなければいけないんです。

これからの未来では、長寿化に伴って健康寿命も伸びるんです。

そうなると年齢の持つ意味と言うのは大きく変わってくる可能性があるんです。

私たちの親世代や、もっと上の世代と今では、同じ80歳だとしても、今の私たちの方が健康的で元気である可能性が高いんです。

そもそも時間なんていうものは、もともと存在していなかったものを、人間が勝手に作り出したんです。

1年経てば歳をとりますけど、その1年も人間が作ったものなんです。

要するに年齢も人間が作ったものという見方ができるんです。

健康寿命が伸びればそういった暦の上での年齢と、肉体がどれだけ若いかという「生物学的年齢」、社会でどのように扱われているかという「社会的年齢」、自分がどのくらい老けているのか、どのくらい若いと感じているのかという「主観的年齢」と、暦の年齢が一致しなくなるんです。

つまりこれからの未来は、自分の年齢に対する考え方を変えていかなければいけないんです。

暦の上でだけの年齢を考えていると、すべての人が毎年同じペースで老いていくと考えるようになってしまうんですが、年齢に対して柔軟な考え方を持っていると、年齢を言い訳せずに、未来のために新しいスキルや知識を学んで行動できる人になるんです。

実際、世の中には60歳や70歳を超えても学び続けて、変化に適応して挑戦を続けている若々しい年配の方もいれば、20代でも学ぶことを辞め、変化に適応できずに頭の固い人がいると思います。

人がどのように老いていくかは、その人が取る行動や環境によって違ってきます。

ですが、行動や環境は自分で選べるんです。

時間に対しての考え方

さらに、健康寿命が長くなれば、人生の時間も長くなるというのは言うまでもありませんが、そうなると時間に対する考え方も変えていかなければいけないんです。

今までの「教育」→「仕事」→「引退」という3ステージでは、第2ステージの「仕事」における時間的負担が極めて大きかったんです。

「仕事」という期間の間に、一生懸命働いて、老後資金を蓄えて、子育てをして、親の面倒を見ながら、大切な人間関係を作らなければいけなかったんです。

ですが人生が長くなれば、それらを分散させることが必要になってくるんです。

例えば、のんびり過ごす時間を引退後に集中させるのではなく、全体に振り分けて、子供と過ごす時間を増やしたり、家族で旅行に出かけたり、そうした時間の再配分が求められる時代になってきているんです。

お金と言うのは数字でわかりやすいですが、家族と過ごす時間の価値を数値化するのは難しいですよね。

ですが、子供が独り立ちするまでに過ごせる時間というのは、人生が長くなっても増える事は無いんです。

一方で、仕事でのチャンスと言うのはその後でもいくらでもあるものなんです。

仕事に対しての考え方

とは言え、目の前のチャンスを逃したくないと思うかもしれません。

ですが、向こう30年の間に日本では、生産年齢人口が32,00万人減ると予測されているんです。

働き手が減る日本では、AIやテクノロジーの普及は望まれているものなんです。

多くの仕事がAIに代替されていく中、目の前のチャンスよりも、未来への仕事に対する考え方を変えていかなければいけないんです。

重要なのは、企業側からしたら、機械がその仕事を行えるかどうかではなく、機械が人間の働き手より少ないコストでその仕事を行えるかどうかが問題なんです。

主体性がなかったり、言われた事しかやらない、指示待ち人間では、企業側からしたら機械で充分なんです。

要するに、単純作業やルーティン作業を機械が代替することになると、企業が必要とする人間は価値を生む人なんです。

AIやテクノロジーの進化に伴って、長寿化になり、仕事のステージの時間が増えれば、働き方も変えていかなければいけないんです。

そのためには常に学び続けなければいけないんです。

今までは学校を卒業して就職すれば、その後学ばなくても何とかなっていたんです。

ですが、たくさんの仕事が機械に代替され、長寿化が進み、働き方が変わっていく今、学び続けなければマルチステージに対応した人生を送る事はできないんです。

学び続ける

子供の頃は学ぶという選択をしなくても、強制的に学ぶ環境に置かれていたし、最も多くの時間を勉強と言うものに費やしていたと思うんです。

ですが、大人は学ばないということを自分自身で選択して学ばなくなるのではなく、学ぶことを選択してはじめて学ぶようになるんです。

要するに、大人は何もしなければ、学ぶ環境に身を置くことはできないんです。

一般的には、年齢を重ねると頭が硬くなって、新しいことを覚えられなくなると思われがちですが、最近の研究によると、人間の頭脳は年齢を重ねても、適切に訓練し、正しく用いれば、一旦失われた能力も取り戻せるということがわかっているんです。

要するに、人は何歳になっても学ぶことができるんです。

自ら積極的に学ぶことを選択していない人は気づかないかもしれませんが、今は大人を対象とする教育産業というのは急速に成長しているんです。

次々と新しい教育コンテンツが作られたり、オンラインでのセミナーや講座、そういった新しいスキルを学べる場所が続々と誕生しているんです。

要するに、学ぶ環境なんてものは整っているし、知識は誰の前でも平等なんです。

私も長寿化を恩恵にするために、これからも学び続けていきたいと思っております。

今回は以上です

最後まで読んでいただき、ありがとうございます

それでは素敵な1日を

読書家のヒデでした


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