見出し画像

スペンサー・ジョンソン著|チーズはどこへ消えた?

どうも、読書家のヒデです。
Twitterで「人生を好転させる読書術」を発信をしています。

今回は扶桑社(そうふしゃ)さんから20001130日に出版された、スペンサー・ジョンソンさんの『チーズはどこへ消えた?』をご紹介したいと思います。

本題に入る前にお知らせをさせてください。

毎週金曜日、夜の10時から、おとんさんと言う読書家の方と、Twitterにて「読書会スペース」を開催しております。本の紹介や読書術、読書についての質問、相談にお答えするスペースです。興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。質問、相談はTwitterDMで受け付けてます。

それでは本題です。

今回ご紹介させていただく「チーズはどこへ消えた?」は、私にとってすごく大切な1冊で私がいろんなことに挑戦できるようになった、行動できるようになったそのきっかけを作ってくれた1冊なんです。

本書の主張はとてもシンプルで人は変化しなければ衰退していく現状維持は破滅への第一歩だというのがメッセージになってる1冊なんです。

本書は物語形式になっていて、そこに出てくる登場人物がネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホー、この4人が、チーズを求めて迷路を探索していく物語なんですが、物語に出てくるこのチーズと言うものが人生で求めるものです。例えば仕事とか家庭とか財産、健康、精神的な安定、そういったものです。

一方、迷路というのがそれらを求めるものがある場所です。例えば会社とか社会地域とか家庭なんかがそれにあたると思います。

それぞれ4人のキャラクターにも個性があって、ネズミのスニッフはいち早く変化をかぎつけるタイプ、ネズミのスカリーはすぐさま行動を起こすタイプです。小人のヘムはおびえて変化を認めず、変化に逆らってしまうタイプです。小人のホーはうまく変化の波に乗ろうとするタイプです。

本書を読みながら、登場人物を自分や知人に当てはめて考えると、自分の今を見つめ直したり、過去を振り返ったりして、自分事にすることができと思います。
本書の物語をざっくり説明すると、ネズミのスニフとスカリー、小人のヘムとホーが、迷路に入り大量のチーズを発見するんです。

その発見したチーズをネズミチームのスニフとスカリーは常に匂いを嗅いで変化を確認するんです。一方で小人チームヘムとホーはこのチーズは自分たちのものだと思い込んで、安心しきって慢心してしまいます。

そうするとやがてチーズが少しずつなくなりかけていくんです。

ネズミチームはなくなりかけてるチーズを見て、状況が変わったのだから自分たちも変わることを決意して即座に行動に移すんです。

一方で小人チームは、現実を受け入れられずに現状維持をして何もしない日々を過ごしていきます。

そうすると、どんどんチーズはなくなっていてやがて完全にチーズはなくなってしまいます。

そこでネズミチームは新しいチーズを求めて、迷路に飛び出して、試行錯誤して行動し続けるんです。

一方で小人チームはここで仲間割れをしてしまいます。

小人のホーは、チーズがないことに絶望するんですが、現実を受け入れて先に進むと言う決心をするんです。一方でヘムは、ずっと現実を受け入れられずに、その場所にしがみついてしまうんです。

そうやって行動したネズミチームとホーは迷路を彷徨ながらも、今まで見たことない大量のチーズを発見するんです。

これは、現実を受け入れて、変化に適応して行動した結果が、成果につながったんです。

これが、本当にざっくりですが物語のあらすじになります。

この物語を読んで私が感じた教訓は

人は自分の居場所が大事であればあるほど、それにしがみつきたくなってしまうんです。時代や環境っていうのは常に変化していくじゃないですか。特にコロナで時代や環境っていうのは猛スピードで変化していきましたよね。そこで変わることをしなければ破滅していってしまうんですよ。

従来通りの考え方をしていては、新しいチーズなんて見つかるはずないんです。

行動を変えなければ結果は絶対に変わらない、今この瞬間に前に進むか決めるのは今の自分です。

変化とは何かを失うことじゃなくて、何かを得ることなんだと。変化を恐れてはいけないんです。

現状維持は破滅への第一歩だと言うことです。

本書は100ページぐらいしかない本なので、本当にすごく読みやすい1冊になっています。

アメリカの大手企業のIBMだったりニューヨーク証券取引所だったりメルセデス・ベンツだったり、たくさんの企業で社員教育の一環としてこの1冊が取り入れられているほど、ためになる本です。

ぜひ皆さんも手に取って自分が変わるきっかけにしてもらえたらいいなと思います。

今回は以上です

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それではよい1日を

読書家のヒデでした


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?