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大相撲夏場所回顧

大相撲夏場所は
大の里の見事な史上最速初優勝で幕を閉じた。

今日のNHK中継の解説の玉ノ井親方も、
あれだけの体であれだけ速い攻めをできる力士は
過去にいないのではないか、的なことを言っていて、強く共感した。
舞の海さんから実況の太田アナウンサーから賞賛が止まらない。
私の期待も止まらない。

やや興奮気味のなか、
注目力士をまたそれぞれを短評にまとめてみた。

豊昇龍
なんだかんだで二桁で恰好はつけたが、
今場所は役力士の休場が多かった。
やや不満だけど、大の里戦では意地を見せてくれた。

琴櫻
こちらも大関の責任は果たしたと思う。
逆転勝ちが多かったし、明らかに本調子になかったように見える。
体調を戻してまたがんばってほしい。

阿炎
後半調子を上げ優勝争いにも絡み、見せ場は十分だった。
器用さでけっこう星を拾えるけど
やっぱりもっと突っ張ってほしい。

若元春
再出場してからもまあまあの相撲は取っていたと思う。
やっぱり大型力士の克服が課題ではないか。

熱海富士
玉ノ井親方も指摘してたけど、
なかなか十分の形になれないのが課題だろう。
軽く三役くらいには上がってほしいんだけど。

大栄翔
惜しくも優勝時点だけど、
さすがの実力をいかんなく発揮してくれた。
また関脇に返り咲いてもう一暴れを期待したい。

宇良
6連勝からまさかの8連敗だったが、
内容はさほど悪くなかったように思う。
今度は正攻法に磨きをかけてほしい。

平戸海
自己最高位で9勝はお見事のひとこと。
体は小さいが、堂々たる相撲っぷりは立派。
来場所は新三役が濃厚で、さらなる飛躍を期待したい。

ほかでは、

豪ノ山は全体的にはやや残念だった。
翠富士、翔猿は負け越しはしたものの
小さい体でよくやっていると思う。
高安、明生はさすがの実力を見せてくれた。
玉鷲、北勝富士、佐田の海、一山本といったところの頑張りも印象に残った。

十両では、若隆景が14勝1敗で見事な優勝。
遠藤も格の違いを見せてくれた。
両者ともまた幕内で土俵を沸かせてほしい。

役力士5人が休場という異例の事態も、
ほかの力士のみなさんが気迫のこもった熱戦を展開してくれたおかげで、
今場所も魅力あふれる大相撲を堪能できた。
力士のみなさんには本当にありがとうと言いたい。

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