見出し画像

メーカーが儲かる仕組みを構築するための5つのポイント

日本の世の中も不況に陥って久しい。

私は元電気系技術者だが、
高額の先行投資やハードワークに見合わない技術者の低待遇を憂いている。
劇的なメーカーの構造改革を真剣に考えるべき時期にきていると思う。
(というか、本当はとうのむかしに取り組むべきだっただろう)

そこでこの記事では、
メーカーが儲かる仕組みを構築するための5つのポイントを提案したい。

1.開発サイクルの最適化
新製品の開発サイクルを、たとえば今の倍くらいに伸ばしてはどうだろうか。
人員配置を維持したままこれをやれば、実質的な開発費削減になるので
大幅な業績向上が期待できると考える。
車のフルモデルチェンジサイクルなどは、もっと長くていいと思うのだが。

2.開発ターゲット
何年も開発をやってはみたが売り物にならず終了という話を聞いたことがいくつがある。
経営陣による入念なマーケティングと的確な社内状況の把握により
開発ターゲットを最適化すべきと考える。
ムダな開発を減らせれば、これも業績向上につながるだろう。

3.海外戦略の最適化
足元、円安が進行しているが、
輸出への注力、外国人労働者の有効活用などで業績向上を図られたい。
全社的な、為替変動への耐性の高い仕組みづくりも要検討事項だろう。

4.営業戦略アピール
高品質、故障しない、親切設計など、日本製品の実力を積極的に海外に売り込めないものか。
あと、国内ユーザーも含めてだが、ものによっては、
専門外の人にわかりやすく魅力を伝える工夫も必要不可欠だろう。

5.新技術
人手不足など、高齢者の交通事故増加など、
時流を踏まえたターゲット選定を検討されたい。
たとえば、ドライバー不足が叫ばれている昨今、
自動運転技術に注力するなどのはどうだろう。
自動運転の車に事故防止のためドライバーも乗るという形であれば、
事故減少や免許取得のハードルを下げることに一役買ってくれるのはないだろうか。

以上の取り組みにより、
メーカー、技術者の待遇改善が大いに期待できると考える。

とくに自動車は単価が高いし、
自動車業界が元気だと、半導体その他製造業全体への波及効果が大きいというのは
肌感覚として知っている。

ものづくり大国ニッポンの復活を期待したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?