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『復活』の映画を見て

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2016年に公開されたアメリカの映画です。

タイトルの通り、【復活】をテーマにしていますが、これは、イエス・キリストの復活を、ローマ軍人の目線で描いた映画。

キャスト

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監督も主役の2人も豪華キャストですね。

ジョセフ・ファインズ

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『恋するシェイクスピア』で有名です。ちなみに、彼のお兄さんも俳優で、名前はなんと、Ralph Fiennes. 『ハリーポッター』のヴォルデモートの印象が強いでしょうか?

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本当はめちゃくちゃハンサムな英国紳士。同じ人とは思えません‼️実は2人の姉妹であるマーサ・ファインズさんも映画関係のお仕事だそうで、他にも3人の兄弟がいるそう。一説によると、彼らはチャールズ皇太子の遠い親戚なんだとか。

そんなジョセフさん、今回は主人公であるローマ軍人、Clavius クラヴィウス(クラヴィアスとも)を演じます。

トム・フェルトン

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みなさんご存知、ドラコ・マルフォイですよ。『ハリーポッター』では主人公ハリーをいじめまくるキャラ。ハリーファンにとっては憎むべき存在なのでは?しかし、パニックになって口を開ける姿。

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可愛くて憎めません。いや、トムくんが可愛いのか……。しかし彼もだんだんと大人になります (当たり前です)。彼の成長を見るのも楽しみの1つ。

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俳優さんが変わっていないので、本当にドラコの成長を見ているみたい。ちなみに私は、【ドラコ推し】【スリザリン推し】【トム・フェルトン推し】【死喰い人推し】。 グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフのファンの皆様、申し訳ない。[私はクリスチャンですが、ハリーポッターの大ファンです。よく、「読んでもいいの?」と聞かれますが、読書内容まで規制するほど、キリスト教は厳格な宗教ではありません! (人によりけりですが……)]

そんな嫌なキャラ(?)ドラコを演じたトムくんももうすぐ34歳。あっという間ですね。あの可愛いドラコからハンサムなドラコとなったとトムくん。『ハリーポッター』後、立派な英国紳士に!

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今でも多くの映画に出演しています。そんな彼がこの映画で演じるのは、クラヴィウスの新しい部下、ルシウス。モデルは、実在のローマ軍人ルシウス・タイコ・エンニウスだそうです。ルシウスが、ドラコの父親と同じ名前であることからも、注目が集まりました。

では、話は本題に。ネタバレしない程度にお話しします。気になったら、見てみてくださいね。

この映画は、クラヴィウスが砂漠を歩き、ある人の家に入るところから始まります。そして、その家の主人に「なぜローマ軍人がこんな荒れたところにいるのか?」と疑問を持たれ、今までの神秘的な40日間について話すところから始まります。

クラヴィウスが反ローマ勢力の中心人物バラバを殺すシーンから始まるクラヴィウスの回想。それから彼は、新しい部下のルシウスと共に、イエス様の処刑を見届けます。

しかし、しっかり見張っておいたはずのイエス様のお墓から、遺体が消える事件発生。見張りの番人2人も失踪。クラヴィウスはユダヤ総督のポンテオ・ピラトから、「数日後に皇帝がいらっしゃる。それを見つけろ」という命令を授かり、ルシウスや他の兵士たちと協力して、探し始めます。

最初に目星をつけたのは、もちろんイエス様の弟子たち。12弟子だけじゃないです (ってか、12人中1人は、イエス様をローマに売ったことを後悔して、首吊り自殺したので、11人です)。他にも熱心な弟子たちは多くいますし、女性の信徒も多かったということです。わらしべ長者方式で探っていくと、マグダラのマリアにたどり着きます。しかし、彼女は、夢の中にいるみたいに、「彼(イエス様)を見つけたいなら、心を開くことよ」と言う。

しかし、捜索の中で、クラヴィウスはイエス様に出くわす。彼の話を聞くことにしたのです。しかし、イエス様は魔法みたいに(あくまでも魔法ではなく、神の御技というべき)消えてしまいます。弟子たちは、イエス様とガリラヤ湖で会う予定だったので、クラヴィウスは置き手紙を残し、弟子と共に旅を始めました。

その置き手紙を見つけたのはルシウスでした。「彼は確かに死んだが、確かに生き返った」と書いてあるのを見たローマ兵たちはさぞ怒ったでしょうね。彼らにとっての神は、もちろんローマ皇帝。ピラトは、クラヴィウスの代わりにルシウスを起用し、ルシウスにクラヴィウスの捜索を求めます。

ま、あらすじはこの辺で。見ていて結構ドキドキする映画でもあります。

もちろん感動もします。

私が最も感動したのは、最後の方。イエス様が昇天されるシーンです。クラヴィウスもそれを目撃。昇天するまでのシーンといったほうがいいかもしれません。イエス様とクラヴィウスは、数分間だけだけど、会話します。もうこの辺から感動しちゃいました。

ぜひ見てみてくださいね。

ちなみに日本でこの映画が公開される直前に、トムくんは日本にいらっしゃってます。東京でちょっとしたイベントを開き、ファンサービスが最高と話題になりました。彼はこのイベントで、この映画に出演したことで、自分が変わったそうです。彼はずっと無神論者でした。しかし、映画に出演した後、不可知論者に変わったと言います。不可知論者のことを英語では、Agnosticと言います。神がいるとかいないとかは、人間にはわからない。議論できない。そう言う考え方です。日本には少ないようですが、言われてみればそうかもって言う方もいらっしゃるかもしれませんね。

これを見ることは私にとっても新鮮でした。私は生まれた時からクリスチャンホームで、それ以外の考え方を知りませんでした。聖書に書いてあることしか考えませんでした。けれど、この映画は、ローマ軍人の目線です。イエス様を「神の子です!」と言っていると言うよりかは、「偉大な方」「偉大な歴史人物」と言っているように思います。イエス様を神のこと見なくてもいいから、クリスチャンじゃない人にも、1人の歴史人物として知ってもらうのは、大切だと思います。宗教が多様であることは、否定すべきことでも批判すべきことでもないと思うし、素晴らしいことですよね。

ぜひ見てくださいね!

【復活 (2016年の映画)】って調べてみてください。

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